部落ではないのだが排他的な地域で回りの地域から少し恐れられてる村の話だ。その村の奇妙印象と独自の宗教感を話す。 俺の母方の血筋はちょっと変なんだ。今から話す話は、恐怖体験したというより数年に渡って母方の血筋の実家に通った時に感じた奇妙な印象を書こうと思う。これは俺の祖母の母親の法事でその地域に行った時の印象。 そこは漁村で三方を山に囲まれた小さな集落。人口は200人ちょいぐらいだった思う。となり町まで車で20分ぐらいかかって、ちょうど陸の孤島の印象があった。 10歳、12歳、15歳の三... 続きを読む
八尺様
親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗るようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。 でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行っていないことになる。決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこんなことだ。 春休みに入ったばかりのこと、いい天気に誘われてじいちゃんの家にバ... 続きを読む
男児がいない村
東京に住む大学生なんだけど、友達が地方の村から出てきた奴でそこの話を聞いた。そこは海辺の村で、そこでは女子の出産率が高いらしい。双子が生まれやすい村もあるくらいだからそれには驚かなかった。 実際は違った。男児が生まれると高確率で奇形児らしい。外見的におかしかったり病気を持っていたりって感じで、今は医療技術も発達してきたからそういうことは一気に減ったらしいんだけど、昔は兎に角、酷かったんだと。 一時期は村から男子がいなくなり、迷い込んだ旅人が男なら一夜限りの天国。酒で男を酔わせて、村の若い女何... 続きを読む
スルーされた事件(脱走兵島民虐殺事件)
左翼は必ず「沖縄での日本軍の横暴」をあげつらう。しかし左翼が絶対に伝えない事件がある。それは「反戦主義者の脱走兵(申応均(平山勝敏)大尉他)」達によって起こった沖縄の隣島虐殺事件である。 事件の全貌はこうだ。沖縄での決戦前夜こっそりとボートで抜け出し隣の島に逃げ込んだ小隊があった。彼らはまず島長の喜安氏と交渉し、この島の空家においてもらうことを約束した。 最初、彼らはおとなしかったが徐々に沖縄県民特有ののんびりした性格の島民につけこみ始めた。まず食事を残り物からご馳走に変えさせ、布団、衣服を... 続きを読む
海外沿いの神社
あの大震災でメチャクチャになってしまった海岸沿いの、とある神社の話です。オレは東北某県に住むフリーターで、住んでるのは内陸だけど時々ドライブで海岸線も走ってた。仕事でムシャクシャしたり家族とうまくいかないと車で海を見に行く。そんな感じで、A町の海を見に行くのが好きだった。 東日本大震災で被害が大きかったA町(本当になんと言っていいのか分からないくらい大変な思いをしてると思う。ご冥福と、復興を願ってます)だけど、オレは去年の秋を最後に海を見に行かなくなった。理由は、まあ寒くて海とか見るより家でネット... 続きを読む
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