俺の幼い頃の体験なんだけど、昔住んでいた田舎の家の前が凄い登り坂でさ。その坂の途中に、昔は大地主だったという横○さんて人の豪邸ていうか旧家があったんだ。その庭がまた広いんだけど、玄関の前に庭石だろうけど直径2m位の大きな石が置いてあった。 ある日の夜の事、俺は(幼稚園入園前の幼児)は母親に手を引かれ、多分買い物だったろう。当時は街灯も無く真っ暗な坂を登ったんだ。そして横○さんの家の前を通る時、門からその石が見えたんだ。当時は幼かったので妙だとか恐いとかは感じなかったが、その石は真っ白く発光してた。... 続きを読む
地方・田舎にまつわる怪異
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侍屋敷のおばさん
連投すみません。上の話を書いた者です。また長いですが、不可思議な体験を書こうと思います。 これは俺が小二の夏休みの時の話。俺と6歳の妹は母方の祖父母の家に遊びに来ていた。母方の家では自分が初孫で親戚が集まっても他に従兄弟がおらず自分は妹と遊ぶしかなかった。普段は母親にべったりで、俺が遊びに誘ってもあまり乗ってこない妹だったんだけど、こいつは俺よりも活発で体動かすのが大好きなやつなんで、その時はちょっと暴れたかったんだろう。あっさりと俺についてきた。昔から兄弟仲は良かったので、二人で外に行くっていっ... 続きを読む
鍾乳洞
おっさんの昔話で良ければ読んで行って下さい。少し昔……と言っても15年以上前の話になる。 俺の地元には小さな鍾乳洞がある。田んぼと山しかないド田舎だったので、町としても鍾乳洞を利用して観光ビジネスを興そうとしたらしいのだが、町の資金繰りが悪化したとかで、開発半ばにして放置されてしまっていたのだ。まぁ、それは仕方ない。大人の事情とかいろいろあったのだろう。 とまぁ、そんな感じで放置されてしまった鍾乳洞であったが、その鍾乳洞はちょっと普通ではなかった。鍾乳洞らしい入り組んだ道も勿論あるのだが、そ... 続きを読む
降霊陣
これから僕が書くことは、むかし出版社に勤めていた親父がある人に書いてもらった体験談ですが、ある事情でお蔵入りになっていたものです。 できることなら霊だとかそういうものには二度と触れずに、このまま後生を過ごそうと思っていました。 ですが、ここに記すことによって、あの頃の私のような向こう見ずな人々を自粛させる事ができるのなら、あの時の償いができるのではないか、またこの忌々しい傷跡が消えるのではないか、と思った次第であります。 1979年8月14日の事です。 私は21歳で、若さと好奇心にあふれる... 続きを読む
ケンケン
田舎住まいなので、通学するときにはいつも田んぼの脇道を通っていた。 その日も家に帰る為、いつものように田んぼの脇道を、カエルの鳴声を聞きながら歩いていた。 すると田んぼの中に、ピンク色の割烹着のような服を着た人が立っているのに気が付く。 「ああ、田植えか何かしているんだな」 そう思って良く見てみると、何か動きがおかしい。 片足で腰をクネクネさせながら、白いビニールの紐のようなものを、新体操をしているかのように、体の回りでグルグルさせている。 何と言うか、フラフープをしているような、... 続きを読む
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