ちょっと違った角度の怖い話をしてみたい。今から11年くらい前だろうか?神戸須磨区の出来事。あらかじめ言っておくが、これは霊やら、化け物の類の話では無い。人間の怖い話。そして自分が知っている限りの実話である。おそらくこの話を知っている人も多いと思うが、その真相を知っている人はいないだろう。そして、この話を最後まで見て嘘だと思うのなら、自分なりに調べて貰えば、その不思議さに気づくはずだ。本もたくさん出ているしネットでそれなりの情報を得る事もできる。 本題に入ろう。小学生のJ君がある日突然行方不明になっ... 続きを読む
アンテナ
今のご時勢に必要かなと思って投下する。 もう20年くらい前になる話だけど、当時俺は親戚のツテで寺に修行に行ってたのね。理由は、まあ若いうちはみんな持ってる厨二病な超人願望ね。まだオウムとかの事件が出る前だったし。 名前を言えばあああそこかってわかるほどの有名な歴史のある場所。そこで半出家状態で毎日修行してたわけよ。もちろん修行だからそれなりに厳しいわけだけど、外部の人間でもあるから、多少は内弟子? レベルの人たちよりもお客様扱いされてた。 修行じゃない時は、たまに雑談したりしてたんだけ... 続きを読む
流れてきたもの
今の家に引っ越してくる前はもの凄い田舎の村にすんでいた。周りを山に囲まれ大きな川もいくつもあって、ほとんど外界の人が来ることは無かった。 ある日、学校から家に帰ると父親がちょうど出かけるところだった。長靴にカッパズボンと明らかに普通の格好でなかったし、もの凄く険しい表情をしていた。そんな父が何故出かけるのか気になり、長靴をはこうとしている父に「どうしたん?」と聞いた。 すると父は「ヒロちゃんが川で遊んでて行方不明になった」と険しい顔で言った。ヒロちゃんというのは近所の子供で3歳くらいの年だ。... 続きを読む
山祭り
久しぶりに休みが取れた。たった2日だけど、携帯で探される事もたぶんないだろう。ボーナスも出た事だし、母に何か旨いものでも食わせてやろう。そう思って京都・貴船の旅館へ電話を掛けてみた。 川床のシーズン中だが、平日だったから宿が取れた。母に連絡を取ると大喜びで、鞍馬も歩いてみたいと言う。俺に異存はなかった。 京阪出町柳から叡山電鉄鞍馬駅まで約30分。その間に景色は碁盤の目のような街中から里山を過ぎ、一気に山の中へと変化する。また、鞍馬から山越えで貴船へ抜けるコースは、履き慣れた靴があればファミリ... 続きを読む
スイートポテト
私がまだ19歳だった頃。毒親に育てられた私は寂しさと虚しさでいっぱいだった。 ある時、偶然今の旦那に出会った。私は、生理不順が酷く病院では妊娠しずらい身体だと言われていた。病院を変えても本格的に不妊治療をしないといけないと言われた。でも、まだ私は結婚する訳ではないしどうでも良いと思っていた。 旦那は自由な人で私が知らない事を沢山教えてくれる人で、デートも勉強してる感じでとても楽しかった。ある日、この人の子供を産めたらどんなに幸せだろうと考え始めた。ドライブデートで遠出をする事が多く、通る道に... 続きを読む
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