まだ学生の頃いつもバイトのあと彼氏とイチャイチャしながら駅まで帰るっていうパターンだった。 ある時彼が「どうしてもやりたい。今すぐ」とか言い出して。バイト先は神田だったんですけど土日の神田ってほんと人気がなくて。けっこう路地裏とか駐車場とか平気でやれる感じだったんで、時々その辺で青姦しちゃってたんです。もちろん立ちでです。 で、古い感じの工務店みたいなのとトタン屋根の車の修理屋みたいな看板の店との間に細い路地があるのを見つけて。両方廃屋っぽかったんで、この奥でやっちゃおうってことになりました... 続きを読む
消えた友達
子供の頃に体験した怖いというより不思議な話なんだが。俺は子供の頃小さな村に住んでて、どこにでもあるような小学校に通って常に五人組のグループを作って遊んでたんだ。毎日すげー楽しくて、たまに夜の11時とかに帰ってきたりして滅茶苦茶怒られたり。 確か男は俺含めて4人、女は1人。女の子はそこそこ可愛くて、グループの中でもみんな多分狙ってたんだと思う。ある年の年末に、俺たちは皆で年を越そうって言ってひとりの家に集まってたんだ。親は珍しく(うちの親は結構過保護で、あんまり外泊とかは許してくれなかった)泊まるの... 続きを読む
ゆびきりむら
「ゆびきりむら」の話。これから書きます話は、今から二十年以上昔にTV番組「ウィークエンダー」にて紹介された事件です(って、齢がバレるなぁ……) 昭和五十年代にその事件は起こった。場所は九州の、かつて炭鉱で栄えていたが鉱山が閉鎖されてすっかりさびれた村。そこで一人の男が農作業中に誤って草刈り機で自分の足の指を切断してしまった。これだけなら日常の範疇でよくありがちな話なのだが、この出来事を境に急にこの村では不思議と村人達の手足の欠損事故が頻発するようになった。(文字通り異常としか言い様の無い頻度で)手... 続きを読む
妹
俺の妹さ、俺が17の時死んだのよ。今からもう8年前。まだ6歳でさ。末っ子で男兄弟ばっかだから、兄貴も弟も猫かわいがりしてたね。でも元々病弱でさ、ちっちゃくてさ。でもめちゃくちゃ可愛くてさ、ちょっとしたことでも泣くんだよ。「兄ちゃん、兄ちゃん」って。いっつも俺の後ついてくんの。街にあるケーキ屋のショートケーキが大好きでさ、一週間に一回ぐらい、バイト代で買ってやってた。食ってるとき「おいしいー」って笑う妹が、とっても可愛くてさ、すっげぇ可愛くて……妹が発作で倒れたって聞いて、俺、学校からバイク飛ばして中学校... 続きを読む
キャッシャ
俺の実家の小さな村では、女が死んだ時にお葬式の晩は村の男を10人集め、酒盛りをしながらろうそくや線香を絶やさず燃やし続ける、という風習がある。 ろうそくには決まった形があり仏像を崩した? ような形で、その年の番に抜擢された男のうち最も若い者が彫る。また家の水場や窓には様々な魔除けの品を飾り、それらが外れないよう見張る。番人以外はその夜、たとえ家人であっても家の中に入ってはいけない。他にもいくつか細かい決まりがあるのだが、これらはキャッシャと呼ばれる魔物から遺体を守るために代々受け継がれている風習だ... 続きを読む
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