【コラム】出雲旅行記~黄泉比良坂編~

感の良い方は揖夜神社あたりで気づいたかもしれませんが、今回の旅でどうしても行きたかった場所はここ「黄泉比良坂」です。
見るなのタブーを犯して伊邪那美の姿を見てしまった伊邪那岐が、命からがら黄泉の国から逃げてきた場所ですね。
さすが神話の里。
結構ポピュラーな話だと思うんですが、モチーフがモチーフなだけに観光地にはなってないんですかね。
私が行った時には誰もいませんでした。
今にして思えば、だんだん古くなっていってますね。出雲大社→八重垣神社→揖夜神社、そして黄泉比良坂。

アクセスは日の丸バスという路線バスで「平賀」でおりるのが一番早いです。
そこからなら5分くらいで黄泉比良坂。常世の国って意外と近いなぁ。
松江駅のバス停5番のりばから米子行きで25分くらい。
※休日の時刻表です。松江駅前~平賀で見てください。
平賀駅に降り立つ!
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まわりはのどかな田園風景です。
歩道橋も横断歩道もないので、国道9号線をてくてく横断。ちょっと怖い。
その先に「黄泉比良坂 黄泉の国への入り口」なる看板が。何だかシュール。
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看板に従い下り坂へ。
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T字路にぶつかるも、ここにも看板があって右に。なんと親切な黄泉の国。
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難関。ここで間違えると大変なことに。ちなみに真っ直ぐ進むのが正解。
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ゆるやかな登り坂。
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そして到着。黄泉の国の入り口。
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濁った池が。
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でもこれは禊の池じゃありません。
禊の池は「筑紫の日向の小戸の橘の檍原(あわきはら)」、なので現在の宮崎なんですよね。
しめ縄をくぐって……
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くぐった先に石碑。
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そして、黄泉比良坂といえば「千引きの石」ですよ。
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ででーんと。
「1日1000人殺す」と言った伊邪那美に「1日1500人増やす」といった伊邪那岐の話の場所です。
日本初の離婚の地です。ついさっき結婚の地にいたのにね。
面白いことにこの黄泉比良坂にまで賽銭箱があったこと。
一体何に拝むのでしょうか?離婚したい人が来るのかな。
千引きの石の裏手に回ると蛇穴らしきものが。
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山道があったので進んでみたら
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蜘蛛の巣が引っかかるわ、アブが飛んでるわ、しまいには蛇が這い回ってるわで、さすがにこれはやばいかなぁと思ったので引き返しました。
黄泉比良坂で蛇とか、雰囲気ありすぎ。
もっとも、そういえば来る途中の土手が穴ぽこだらけだったのは……あれ全部蛇穴か?
梅雨時の雨上がりは危険ですねぇ。
そんな感じで無事に帰路につきました。
熊野大社とかも見れてないので、またいつか機会を見つけて行けなかった所回りたいな。

■おまけ
帰り道、そんなふうに土手を見ながら歩いていると、おもむろに木の棒を地面に突き刺したものに出会いました。
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なんだろう?これ?
つる植物の添え木かとも思いましたが、それならもう少し長いだろうし、近くに何個もあってもおかしくないし。

もしかしてこれが犬卒塔婆ってやつですかね?
実物を見たの初めてなんで確証が持てませんが。Y字というよりX字になってますし。
犬卒塔婆っていうのはY字型の木の棒を挿した犬のお墓で、九州や北関東などの風習です。
もともとはYの字のような辻に死体を埋葬してたのが走りのようですけどね。
綺麗な紫陽花のすぐ下に刺さってたので、おやっと思って撮ったものです。

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