怪談でもたまに登場する「表紙が人の皮で作られた本」。私の中でこの手の本といえばミスカトニック大学が所蔵している「ルルイエ異本」ですが、これは残念ながらクトゥルフ神話小説のお話なので当然架空の本です。クトゥルフものなら天下の魔導書「ネクロノミコン」、ネット上ではちらほらネクロノミコンといえば人の皮の本と言われてますが、こちらは原文ソースでは人皮装丁本という下りはなかったと記憶しています。死霊のはらわたに出てくる死者の書=ネクロノミコンが人皮装丁のため、混同されている方がいるのではないかと思います。 ... 続きを読む
コラム
【コラム】指狩り族は本当に実在したのか?一次ソースを探してみた
以前、紹介したお話の中に「ゆびきりむら」というのがあります。 簡単に説明しますと、九州のかつては栄え今では寂れた炭鉱街で実際に起きた連続保険金詐欺事件のお話です。自ら指を切断し、保険金を取るという手法でしたが、お話の中では子供を殺害して保険金を取ろうとするところまで発展したため、本格的に捜査され事件が明るみになった、とのことでした。投稿者はこれをウィークエンダーというテレビのワイドショーで見たそうです。 さて、この「ゆびきりむら」連続保険金詐欺事件ですが、私も別のところで知る機会がありました... 続きを読む
【コラム】両墓制の残る島「佐柳島」探訪
告知用のtwitterではリアルタイムでつぶやいていましたが、先週の三連休に香川県の佐柳島に行ってきました。瀬戸内海に浮かぶ離島で、少林寺拳法の総本山がある多度津町の多度津港からフェリーに約1時間揺られながら向かうことになります。実は私はこの島は2度目の訪問でして、1度目は3年前に訪れてます。その時はお盆できっとお参りに来る人もいるはず、と期待していったのですがお一人だけ島外の方がお参りに来ていただけで、あまり詳しい話が聞けなかったんです。なので、今回はお彼岸にぶつけて行ってみたわけです。 ▼3年... 続きを読む
【コラム】奇祭「かなまら祭」2015。
このブログでも様々な奇妙な祭りや秘祭について書いていますが、折角なので割と有名な奇祭「かなまら祭り」に行ってきました。私がこの祭りを知ったのは10年位前のとある雑誌の数ページの記事で、いつか行こうと心に留めていたものです(笑)。 かなまら祭りは、関東では初詣で有名な「川崎大師」のすぐ近くにあります。最寄り駅も川崎大師駅です。川崎大師よりも近く、1~2分位で着いてしまいます。知らない人がこのまま読み進めると、あまりのアグレッシブな写真に失神するかもしれませんので、先に書いてしまいますと、「かなまら祭... 続きを読む
【コラム】牛乳屋のおっちゃんと「猿夢」
「猿夢」というお話をご存知でしょうか?ネットで流れる怖い話の中ではかなり有名な部類かと思います。今回は、私が初めて猿夢を読んだ時に思い出したことを書いてみることにします。ちなみに「猿夢」はこんなお話です。 「猿夢」私は、夢をみていました。昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢をみているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。何故か私は薄暗い無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。それは「まもなく、電車... 続きを読む
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