つかれてる

受験勉強もやって、かろうじて名門大学に滑り込みました。人並みに頑張ったと思ってます。そして人並みに成果が出たかな。会社勤めがはじまってからも、やっぱり頑張りました。でも、ちょっと頑張りすぎちゃったのかもしれない。 営業入社だったんですよ。どこの会社でもそうですよね、伸び悩んだが最後、他の課への転属が待ってる。人当たりが良くて礼儀正しい、それだけで配置されたなんてド新人にはきつい職場でした。同期に後二人入ったんですね。彼らは半年もしないうちに最初の成績あげたんです。数年に一度しか営業課には残れないっ... 続きを読む

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虚言癖

聞いた話だが、俺も書くよ。バイト先のおじさん(Aさんとしよう)の体験した話。 Aさんは43歳で38歳の時に5年に一回開かれる高校の同窓会にいったそうだ。同窓会は5年に一回ということもあり、全員参加で過去3回は開かれたそうでその時も例外ではなかったらしい。だが、その同窓会にて、一つ不思議なことがあるらしい。 高校時代は目立たなかったB子さんが毎回ごとに変わるらしい。変わるというのは、話し方と態度で、容姿も基本的なところ(B子さんとわかるくらい)以外は毎回見違えるほどだ。 23歳の時に開か... 続きを読む

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温泉

俺の地元は温泉で有名な所なんだがそこに1ヶ所だけいわくつきというか絶対に入ってはいけないとされる温泉がある。なんでも昔そこで掘削作業中に事故があったとか、まあそこで起こった話。 当時都会の大学に通ってた俺は某県の田舎の実家に帰り集落に残って農家を継いでいたAと地元の大学に進み同じく帰省していたBと再会した。小学校時代から幼馴染だった俺らは20歳を超えて始めて会うこともあり酒も入って夜中まで騒ぎまくってた。 午前2時を回り流石にトーンダウンしそろそろ解散するかと言い始めた頃、突然俺の頭の中に例... 続きを読む

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奇祭

20年前、人口100人くらいの島の人と教授の研究のため何年もかけて交流したことがある。祭りの時期に合わせて1ヶ月泊まりで教授の聞き取り調査なんかに同行した。でもほとんど島の子供と遊んでただけ。なんにもない島で、島の半分がお墓だからということでその部分には島の子供は絶対に近寄らない。海がすごくきれいで、島と島の間に干潮時は道ができて歩いて渡れる、すごくキレイで夢のような場所だった。 その島では奇祭があり、夜通し村の男の人がお面をかぶって白い衣装を着て、太鼓のようなものを叩きながらたいまつを持って村中... 続きを読む

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裏祭

一昨年亡くなった祖母から聞いた話。 祖母によると、祖母の父(曽祖父)はも地元の名家で、分家をいくつも持つ本家の筋だったらしい。その家では一族で信仰してる宗教があり、10年に一度、本家分家すべてを集めて神事を行う。これは本家から少し離れた山にある社まで山菜の詰めた箱を運び奉公するというもので、その土地の神様に一族の繁栄を祈願するための祭らしい。 これとは別に60年に一度行う、裏の祭があった。正式な名称はよく分からないので、ここでは裏祭と呼ばせてもらうが、これは本家、分家から10歳未満の子供を集... 続きを読む

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