家宝の井戸

開かずの間とはちょっと違うかもしれないけど、祖父から聞いた話。 私の祖父は十歳の時に、実家にあった開かずの蔵を開けてしまった事があるそうです。 祖父の実家は奈良県で、代々拝み屋をしていたそうで、祖父も幼少の頃から、跡を継ぐ為に修行をさせられていたそうです。 その蔵の中には家宝の古い井戸があり、普段は鍵をかけ封印していたのですが、その日は、前日に祖父の父が家宝を使い、鍵を掛け忘れた為開いていたそうです。 祖父は「蔵の中にある家宝の井戸は危険な物だから蔵の中に入ってはいけない」と言い聞かさ... 続きを読む

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古民家の仏間

私の開かずの間体験談。 私の家は工務店を営んでおり、主にリフォームを中心に仕事をしています。 その為、何件か曰く付きの案件に出会ったのですが、その内の一件に、開かずの間を持つ案件がありました。 その案件は「築50年超の大きな民家の仏間をリフォームして欲しい」というもので、付き合いのある不動産屋からの依頼でした。 とにかく現場を確認しないと見積書も作れないので、私は不動産屋と一緒に現場調査に赴きました。 その仏間には一間物の大きな作り付け仏壇が在り、次の入居者が自分の仏壇を設置出来... 続きを読む

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老看護婦のアドバイス

叔母が癌で入院した祖父(叔母の父)の介護の為に通院してた頃、昭和の昔の話。 祖父の病院は、実家から少し遠い田舎の古い市立病院で、先の短い年寄りが多く入院していた。 まるで姥捨て山的な趣きで、毎日間引かれるように年寄りが死に行くようなところだったとか。 それでも叔母は家計を支えていた祖母(叔母の母)に代わり、祖父のもとへ足しげく通い、自分を育ててくれた祖父への恩返しのつもりか、懸命に介護した。 病院の治療は祖父の老い先を知ってか、或いは年寄りへは誰でもそうなのか、形だけのもので、治療... 続きを読む

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