のろり

小学校の時に友達の間で流行った遊びで「のろり」ってのがあった。
何で流行ったのかは知らないけれど……。
良くある「バリアごっこ」や「えんがっちょ」みたいなもので、汚いものを触った人に対して身を守る仕草をする遊び。
ただ「バリアごっこ」と違うのは「のろり」と言いながら両手の指と指を組み合わせて自分の胸に持ってくるところ。
指の組み合わせには数パターンあり、状況によって使いわける。
そのパターンのなかで特に印象深く覚えているのが「むらがえし」というもので、汚いものを触った人間が、その触ったという行為をその時「のろり」をしているものに移すことができる。
とにかく、やたらルールが複雑で面倒な遊びだった。

この話は、その「のろり」が自分たちの間で廃れだしたころに良く聞いた話なのだが、「のろり」という遊びは基本的に誰が自由にルールを設定して変化させてもかまわない遊びで、重要なのは最後に「のろい」をかけられたまま遊びを終えてはいけないということ。
「のろい」は回し続けねばならないという。
しかしこの話が広まるまで、誰もこの遊びが「のろい」の移し合いだとは深く考えていなかったはず。
例えば「バリアごっこ」の類と見せかけて、本当は最初に誰かが、本気で「のろい」を移していたとしたら……その移した本人が本当のルールを誰にも教えずに広めたとしたら……
あの頃、最後に「のろい」がかけられていたのは誰なんだろう。
「のろい」をかけられたまま遊びを終えるとどうなるのだろう。

360 本当にあった怖い名無し 2007/03/04(日) 18:55:40 ID:G+OwkhEs0

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