始めに書きますが、とても長い話です。よろしかったらお付き合い下さい。 私がまだ小学校低学年の幼い子供だったころに、趣味で怖い話を作っては家族や友達に聞かせていました。「僕が考えた怖い話なんだけど、聞いてよ」ときちんと前置きをしてからです。特にじぃちゃんが私の話を喜んで聞いてくれました。私はそれがとても嬉しかったんです。熱心に聞いてくれるのと同時に、こわがってくれたから。 そんな折、私の作った話がクラスの中で流行りだしました。放課後の男子トイレで個室を叩くとノックが返ってくる。といったありがち... 続きを読む
呪いの器
日本国内には、いたる所に神社や祠がある。その中には人に忘れ去られ、放置されているものも少なくない。普通の日本人ならば、その様な神社や祠であっても、敢えて犯す者はいない。日本人特有の宗教観から来る「畏れ」が、ある意味DNAレベルで禁忌とするからだ。 かかる「畏れ」は、異民族、異教徒の宗教施設に対しても向けられる。また、このような「畏れ」や「敬虔さ」は、多くの民族に程度の差はあれ、共通するものである。しかしそういったものに畏れを感じずに暴いたり、安置されている祭具などを盗み出す者たちがいる。その多くは... 続きを読む
えんべさん
帰省したついでに祖母にコトリバコ的な呪わしい因習話が無いかと聞いたら残念ながら無かったんだけど、伯父さんがそれ系の話を知ってたので書きます。つっても友達が犠牲になったとか、お寺で怒られながら御祓い受けたとか、そういう直接的なものは無い。昔そういう奇習があったとさって話なので、洒落にならんほど怖いかと言うと首を傾げざるを得ない話なんだけど、スレ的には興味深いかな、と思う。 1980年代、伯父さんが都内の某大学生の時、某地方の文化調査で、教授のフィールドワークに助手、というか荷役人夫として同行したそう... 続きを読む
イマジョ
てわけで、流れ読まずにお前ら大好きな地方に伝わる因習や呪い系の話を一つ。ちなみにガチで実話ですよ。 数年前、大学生のころ、同じゼミにに奄美大島出身のやつがいた。ゼミ合宿の時にそいつと俺と何人かで酒飲みながら怪談なんかを嗜んでいた。 で、奄美大島には有名な「いまじょ」と言う怪談があるのだが、俺はそいつにその「いまじょ」の話を振ってみた。しかしそいつは「なにそれ? そんな話聞いたことないよ?」てな感じだった。俺は、まぁ別に地元の人間だからって必ずしも知ってるわけじゃねーのかとか思って、俺が知って... 続きを読む
デパートの3階
結構気になることがあって書いていいかな。あんま怖くないかも。 2週間くらい前に最寄りの駅のデパートに行った時のできごと。そのデパートは入ってすぐ目の前にエスカレーターがあって左のほうに階段があってフロアの一番奥の方にエレベーターがある。 まぁよくある作りだと思うんだけどそのデパートはちょっと変わってて、何故かそれに加えてフロアの奥、エレベーターよりもっと右の死角になってるとこにも階段があるんだ。しかもその階段が入口横の階段よりでかくて豪華? っぽい感じになってて従業員用っぽくないんだよね。 ... 続きを読む
最近のコメント