これは俺が中学2年の頃だったんだが、同級生に5人の仲の良い友達がいた。 夏休み、部活もサボりたい時サボれたので、水泳部ではなかったがプール等に毎日のように通っては遊んでた。 だが、毎日同じことをするというのも飽きてくる。 んで、Nという奴が山登りにいくことを提案。 このNという奴は霊感のある奴だと前から噂が流れてて、俺達はそのことについてからかったりしていたがNは霊の話になると、まず冗談を言わなかったので、今ではその話は暗黙の了解でタブーになってた。(場がシケるため) それで山登りについて、他の奴らからは... 続きを読む
苗字
高校入学まもなくのこと。 国語の授業中に苗字の話になった。 「苗字で出身地がだいたいわかる」とか「明治以前、どんな仕事をしていたかが苗字によってわかることもある」とかそんな話を先生がしていた。 俺の苗字はきわめて安易につけられたようなもので、その地域によくあるものだ。 (仮に「ジャクソン」とする。日本の苗字使うと問題ありそうだからコレでw) 俺は入学したてにもかかわらず、なぜかその先生と仲がよかった。 そのため、先生がふざけて俺の苗字をバカにしたのよ。 「ジャクソンなんて、ほんと安易なつけ方だよなぁ。しか... 続きを読む
イノシシの贈り物
俺が2年くらい前に体験した話。 俺は休日サイクリングするのが好きで、家が川沿いにあるので、よくその川を上流に向かってサイクリングしてたんだ。 でも、最近の川ってどこも塀と柵があるじゃない。 しかもいきなり地下に入ったりするから、単純に川沿いだけを狙って走っていた俺は、かなり入り組んだ道を走ってたんだ。 5時間ほど行くと塀なんかがなくなってきたんだが、水量からして支流の方を辿ってしまってたらしい。 小川みたいな綺麗な川が遠くに見える小山に続いてたんだ。 じゃあ小山まで行ってみようと思って、更に走ること1時間... 続きを読む
黄昏時の思い出
826です。 スレ違いかもしれませんが、俺が体験した黄昏時の不思議体験をもう一つ。 子供の頃、俺は美濃地方(先ほど書いた林道の辺り)にある山の麓の公団団地に住んでいた。 その団地のすぐ脇に、山に沿って小川が流れていて、学校では注意されていたが友達なんかとよく遊びに行っていた。 小3位の時期だったが、夕方その川でたまたま一人で遊んでいると、男の子がすぐそばにいて、一緒に遊びたそうにこっちを見ていた。 同じ学年位の男の子で全然見かけたことの無い子だったけど、団地なので引っ越しは比較的多く、そのときは別に不思議... 続きを読む
検視小屋
俺が友達の家に行った時に聞いた話。 飲みに出ようと誘う俺を、半ば無理矢理ひき止めて聞かされた。 その友達はマンションの5階に住んでいたのだが、ベランダから隣接する警察署の敷地を見下ろすことができた。 裏側の職員駐車場みたいなとこで、隅に小さなコンクリの小屋があった。 イナバ物置を一回り大きくした位の小さな小屋で、友達の部屋からほぼ正面の位置に観音開きのドアがある。 ある日、友達がベランダで洗濯物を干していたら、紺色の作業服みたいなのを着た男(たぶん刑事)2人が、その建物にタンカを運び込もうとしていた。 タ... 続きを読む
最近のコメント