中学校の修学旅行の時、怖い話をみんなで持ち寄ろうってことになったんだけど、私はみんなが知ってるような話しか知らなかったので、祖母に教えてもらった話です。 みんなに聞かせる話だって前ふりをしていなかったので、その話は事情により結局話せなかったのですが……。 祖母が母に聞いたおばちゃんの話なので、族柄表記だとややこしいため、 祖母の母の母親「たえ」 祖母の母の姉「ちよこ」 祖母の母「よしこ」 と、仮名にて話を進めます。 祖母の母よしこには5つ年上の姉ちよこがいたそうなのですが、隣村の若い連中に嬲り者にされ、身... 続きを読む
かんのけ坂
今年の2月に起きた本当の話。 そろそろ自分の中でも整理ができてきたので投下する。 大学4年で就職も決まり学校生活も落ち着いたので、念願の車の免許を取るべく免許合宿に行ったんだ。 俺の地元は近畿なんだが、合宿場所は中国地方だった。 そこで地元が同じである4人の大学生と仲良くなった。 毎晩話をしているうちに免許合宿が終わったらお祝いもかねて何処かにドライブに行こうという話になった。 無事全然免許を取得することができ、後日ドライブの日程を決めようということで解散した。 後日LINEで連絡を取りあい、日程をきめた... 続きを読む
廃屋恐怖症
小4のときの話。 たぶんみんな経験があると思うけれど、小さい頃って「廃屋」があるって聞いただけで冒険心が疼いて仕方ないと思うんだ。 俺自身もあの日は家からそう遠くない場所にまだ探検してない「とんでもない廃屋」があるって聞いて、狂ったように喜んだのを憶えてる。 狂ったようにって書くと大げさだと思われるのは分かってるけど、その日付が問題で「夏休み前日」。 ただでさえテンション上がりまくってるときにそんな話題を聞いたから、普段そんなに親しくない友達まで呼んで、その日のうちに廃屋へ突撃って事になったんだ。 まさか... 続きを読む
誘惑の真意
前に友達に聞いた話。 そいつはバイクが好きで、週末は山道を走ってるんだけど。 ちょいと広めの道路に出たんで、脇に止めてタバコすって景色をながめて休憩。 アスファルトに座り込んで、携帯灰皿にポンポンしてると、軽のワゴンが自分の前で止まり、車から降りてきた壮年の親父が 「すみません、ちょっといいですか?」 と言って来た。 友達は「?」ってなってたが、その親父は 「少し急用で行かなければいけないところがあるんですが、その間。この娘を見ててくれませんか?何、1時間もかからないんで」 親父がつれてた娘は、すこし障害... 続きを読む
エレベータの蓋
始めて書かせて頂きます。 文章力も乏しい上に初心者ゆえ、読みづらい所や誤字脱字等あるかと思います。 何卒ご容赦下さい。 私がまだ小さかったころ体験した話です。 好奇心旺盛だった私は、よくバカな事をして怪我して親に心配をかけるようなそそっかしい子供でした。 その当時、私と家族は10階建ての団地の8階に住んでいたのですが、その団地はいわゆる「曰く付きの団地」でした。 私の住んでいる県はクソ田舎で高層ビルなどありません。 10階建ての団地ですら最高峰と言っても過言ではないので、その団地が飛び降り自殺の名所になる... 続きを読む
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