流れを読まず、書き込みます。 一年前、私達と友人家族は、とある湖の近くでキャンプをしました。 昼の1時にチェックインし、テントの設営などを終え、夕食までの時間、大人は休憩タイム、子供達は周辺で遊んでいました。 そろそろ夕食と思い、子供達を呼んだところ、当時小1の娘だけ見当たりません。 子供達に聞いても、さっきまで一緒に遊んでいたというのみで分かりません。 時期がずれていたのとマイナーなキャンプ場だったからか、キャンプ客は私達グループともう二組のグループのみでした。 見通しもよい場所なのですぐに見つかると思... 続きを読む
みーちゃんち
今から20年ほど前。まだ俺が小学生の頃の話。 俺の通ってた小学校の近くには駄菓子屋が五つもあった。 当時は駄菓子屋激戦区になっていて、小学生の間では駄菓子屋ごとに派閥みたいなのがあった。 そのうちの「みーちゃんち」と「ボンバーんち」って呼ばれてる駄菓子屋が隣同士になっていて、お店の売りが「おでん」ってとこも、店の古さや雰囲気もカブリまくってた。 (特定されるため本当のお店の名前とは少し変えてあります。) なもんで、激戦区の中でも似た二つの店は火花散る抗争があったんだ。 俺は断然みーちゃんち派だったんだが、... 続きを読む
三階のトシ子ちゃん
春というのは、若い人達にとっては希望に満ちた新しい生命の息吹を感じる季節だろうが、私くらいの年になると、何かざわざわと落ち着かない、それでいて妙に静かな眠りを誘う季節である。 夜中、猫の鳴くのを聞きながら天井を見つめてる時、あるいは、こうして縁側に座って桜の散るのを見ている時、やたら昔の事が思い出される。 知らずに向こうの空気に合わせて息をしている 危ないぞ、と気づいて我に返ると、ひどく消耗している自分がいる。 確か、トシ子ちゃん、といったと思う。 私の母方の本家は東京の下町で魚屋を営んでいて、大正の頃は... 続きを読む
歪んだ面
最近になって、ある程度は事実が解り始めたので、まとめの意味で書き込みます。 かなり長文になるので興味のある方だけどうぞ。 半年ほど前から2、3日に1回の頻度で怖い夢を見る。 夢の中では自分は5歳ぐらいの年齢で、今住んでいる家ではなくその歳に住んでいた家での話。 家の神棚の様な所にお面が飾ってあり、父親が 「なぜ神棚にお面があるのだ?」 という内容の話をして、そのお面を取り払ってしまう。 だが何故か父親の手からお面が放れず、パニック状態になる。 そのお面をよくみると、左半分が奇妙にねじれている。 そこであま... 続きを読む
ツーリング
その昔、10歳ちょっと歳上のN県に住む従兄に聞いた話。 従兄が学生だった時に、バイク仲間数人とちょっとしたツーリングに出かけたらしい。 当時はヘルメットの着用が義務付けられていなかったので、まともにヘルメットを被る人はあまりいなかったようだ。 行きは有名な観光地を目指して順調に進んでいたのだが、素直に幹線走ったので「面白みに欠ける」と、計画を立てた人物が不評を買ってしまった。 そこで帰りは急遽予定を変更し、ちょっとした林道を抜けて帰ることにしたらしい。 それまでのツーリングでお互いの技術も十分に把握してい... 続きを読む
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