押しかけ厨房の告白

数年前、押しかけをしでかした馬鹿者です。 恥を偲んで元押し掛けの人間の話を告白します。 なるべく厨房の内面を書けたらという思いが先立ち、自分語りがうざくなりました。 でもどうか私のお話が少しでもなにか……撃退とか、その役に立てたらと思います。 私は当時リア工、数年前ですが、私が押しかけ襲撃をしたのは大好きな作家さんです。 裕福ではありませんでしたが当時親に溺愛され、なんでも思い通りにしていた私は、他の人との関係を上手く築けず、思い通りにならなかったら怒り、そんなだから当然友達もできなくて、半ば引きこもり状... 続きを読む

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肉般若

押しかけ厨房で尽くしたところで悪いんですがもう一話愚痴書かせて……。 やっと自分パソ買ってここにカキコできるようになったんで。 今年の夏コミの悪夢です。 夏コミ前にね、コピー本やる友達の手伝いをしに家を開けてたんですよ、私。 翌日は楽しいコミケ、ペーパーも終わったし、張り切って行くか、と。 時間は夜の8時だったかなあ。 駅から歩いて戻って、自分のアパートとマンションの間の子のような自宅へいそいそ歩いて来ました。 私の部屋、三階の端なんですが、窓が明るいんですよ。 電気消して行ったはずなのに、なんで?と思っ... 続きを読む

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白い箱(静かな怨念)

親父の三周忌も過ぎたんで親父と山の話を書いてみるよ。 ぜんぶ実際にあったことだ。 同居していた親父が精密機械の会社を退職して2年目のことだった。 けっこうな退職金が出て年金もあるし、これからは趣味の旅行三昧でもするのかと思っていた矢先に高校時代の友人から投資詐欺にあって、退職金の三分の二くらいを失ってしまった。 その友人は指名手配になったものの消息不明。 もともとタイ在住だったんで、もう日本にはいないだろうと警察では推測してるような口ぶりだった。 俺にしてみればまあ借金をこさえたわけではなく、元々ある親父... 続きを読む

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【コラム】生きている人間が一番怖い

怖い話と言えば、霊的な実体験とか妖怪・魑魅魍魎の類との遭遇などが多いですね。 隔絶された地域や集落の風習・因習話や民話なんてのもジャンルとしては定番ですね。 新耳袋以降「都市伝説」とか「リアルホラー」と言ったジャンルが台頭して来ましたが、私はそのリアルホラーの中でも超自然的な部分じゃなくて「生きている人間の怖さ」を追求した話に結構惹かれます。 ホラー作家の岩井志麻子さんが稲川淳二さんのDVD「淳二稲川のねむれない怪談オールスターズ2」の中で「生きている人間が一番怖い」と前置きして始めた話が今でも強く印象に... 続きを読む

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広戸風

岡山県の県北には「広戸風」(ひろどかぜ)という局地的な暴風が起こる。 これは那岐山からの吹きおろしで台風の時は必ず被害があるため、台風になると古い家は板戸を補強したり牛舎の戸を釘で打ちつけたりするのが恒例行事だ。 うちの地方では広戸風の吹く日は外に出たら「持って行かれる」という言い伝えがある。 広戸風の被害は時として甚大で、屋根ごと飛ばされる家もでるくらいだから、ある種当然ともいえる言い伝えではあるが、これには実はいくつかの民話が残っている。 何種類かあるようだが、まとめるとこんなお話。 毎年夏になると台... 続きを読む

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