幼少時、私は宮崎勤死刑囚に遭遇している。これまでこのことについて他人に話したことはほとんどなかったけれど、死刑執行された今後、もう話題に上ることもないだろうと思うとふいに記憶が惜しくなった。21年前、小学2年生の時だ。幼なじみと近くの林で遊んでいた。道路のすぐ横が斜面になっていて、そこの土は他と違って粘土質で土遊びにもってこいだったため、私たちの格好の遊び場だった。斜面は道路を隔てて中学校と住宅に面していた。とはいえ繁華街からは遠く離れており、人通りは多くない。住民以外は滅多に見かけない土地柄だった。当... 続きを読む
テンポポ様
かなり長い話になると思います。乱文&駄文は目をつぶってくれると嬉しいです。 俺の地元には奇妙な風習がある。その行事の行われる山は標高こそ200m程度と低い物であるが、一本の腐った締め縄のようなものでお山をぐるりと囲んでおり、女は勿論、例え男であっても普段からその山に立ち入ることは許されていなかった。それでも時々調子に乗ってその締め縄をくぐってお山に入ろうとする子どもが現れる。 実際俺の年の離れた兄貴の友達が、その締め縄をくぐってお山に入り込んだらしいのだが、その事実を聞きつけて来た村長連中に... 続きを読む
アカエ様
じゃあガチ実話投下。 俺が小学校低学年の頃の話、つってももう30年以上前になるけどな。 東北のA県にある海沿いの町で育った俺らにとって、当然海岸近くは絶好の遊び場だった。 海辺の生き物を探して無意味にいじくってみたり、釣り人に餌を売りつけて小遣いもらったりと、まぁ無邪気に遊ぶ毎日だったよ。 しかし、かくれんぼだけは海の近くでやってはいけないと周りの大人にきつく言われていた。 まぁ海は危険が危ない場所が一杯あるからな。 変な所に隠れられて大怪我や命を落とす事故を心配してのものだろうと子供ながらに... 続きを読む
ヒギョウさま
今はもう廃業していますが私の母方の実家は島根で養鶏場をしていました。 毎年夏休みには母親と姉、弟、私の4人で帰省していました。 父は仕事が休めず毎年家に残っていました。 母の実家は島根県の邑智郡と言うところで、よく言えば自然豊かな日本の原風景が広がる土地、まあはっきり言って田舎です。 そこでいつも一週間くらい滞在してお爺ちゃんとお婆ちゃんに甘えながら楽しく遊びました。 田舎のことですのでお爺ちゃんもお婆ちゃんも朝がとても早く夜がこれまたすごく早い。 朝4時ころには起きて一番鶏が鳴く前に養鶏場の... 続きを読む
生療法の供養はいけない
これは自分の体験談というわけではないんですが。 幽霊やなんかの仕業なのかもよくわかりません(笑) 私もだいぶ絡んではいるんですが、祖母の様子がちょっと変なんです。 原因はわかっています。一通の手紙。それも死者からの手紙といえるのかな。 いわゆる遺書ってやつです。 私は千葉の木更津で古書店を営んでいます。 最近は漫画のスペースがだいぶ多くなってしまいましたが一応小説やなんかも扱ってます。 私が小説が好きなもんで。 漫画は金のためにやっているようなもんです。 「おいおい、商売なんだから!」な... 続きを読む
最近のコメント