こんにちは、通りすがりの広島県民でつ。 今日、たまたま迷い込んだこのスレで、雷鳥さんや皆さんの「ヒサルキ」のお話を読んで思い出した事なんですが既出だったら激しくスマソ。 広島の比婆郡に「ヒバゴン」ていうお猿さんの怪物みたいのが出るとか出ないとかってのは、きっと既に多くの方々が御存知の事と思いますが、御調郡久井町の「クイゴン」の事は聞かれた事ありますか? 何でも、久井の人達に聞いた話だと、見た目はヒバゴンそっくりのプチキングコング風で「お弁当のオニギリや畑の作物を取られちゃった」とか「バカって言ったら怒っ... 続きを読む
コイヌマ様
山口県北部出身者でコイヌマ様(漢字があるそうだが失念…)って知ってる人いないかな? ググっても出てこないと言うことは相当ローカルなもんだろうが……。 地元では結構有名で、同級生は大体知ってた。(けど、地区によって若干名称が違う場合があり) 昔よくじいちゃんに聞かされた話で、多分妖怪の類。 特徴は ・夜の川縁等に出現し、必ず三匹いる。 ・人型で金色に発光していて、のっぺらぼう。背丈は小学生の子どもくらい。 ・じっと見続けると失明する。 ・気づかれると、両手を前に突き出し足を動かさずに猛スピードで追いかけてく... 続きを読む
神社の生活
これは五年程前からの話です。 当時、私は浮浪者でした。 東京の中央公園で縄張り争いに敗れて危うく殺されかけ。 追放されたあと、各地を転々とし。 最後に近畿地方のとある山中の神社の廃墟に住まうようになりました。 ふもとに下りては何でも屋と称して里の人の手伝いをし手間賃をいただいて食いつなぐ身の上でした。 その生活の中で一番恐ろしかったのは、人間です。 「何でも屋です。何が御用はございませんか」 といっただけでいきなり猟銃を向けられた事も御座います。 「一度弾を込めたまま人間に向けてみたかったんだ。ほらよ」 ... 続きを読む
逆打ち
四国八十八箇所を逆に回る「逆打ち」をやると死者が蘇る。映画「死国」の影響で逆打ちをそういう禁忌的なものとらえている人も多いのではなかろうか? 観光化が進み、今はもうほとんど見ないようだが、真っ白い死装束のような巡礼服を着て順打ち(八十八箇所を普通に回ること)をしている姿はまるで死での旅のように不気味で(実際行き倒れも多かったらしい)、確かにその逆をやれば死者の一人二人生き返ってもおかしくないような雰囲気があり、また地元の老人方も「逆打ちをしている」というといい顔をせず「やめたほうがいい」「罰当たり... 続きを読む
ペイント
じゃあ俺からも、ちょっとした小話を一つ。 もう7、8年も前になるし伏せなくても何の意味ないから言うけど、俺の地元は大分県にあってね。 で、親父方の爺ちゃんの墓が、佐伯市内から少し内陸の方に入った辺鄙な場所にあるんだけどさ。 ぶっちゃけて言うと、本当にド田舎って言うのが相応しいくらい、疎らに建った住宅と何かを栽培してる畑くらいしか目に映るモノが無いのよ。 んで、ここからが本題なんですが、実はそんな田舎風景の中でも一つだけ例外的に目立つ建物があったんです。 コンクリート製の建物なんですが、これがまた... 続きを読む
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