始めて書かせて頂きます。 文章力も乏しい上に初心者ゆえ、読みづらい所や誤字脱字等あるかと思います。 何卒ご容赦下さい。 私がまだ小さかったころ体験した話です。 好奇心旺盛だった私は、よくバカな事をして怪我して親に心配をかけるようなそそっかしい子供でした。 その当時、私と家族は10階建ての団地の8階に住んでいたのですが、その団地はいわゆる「曰く付きの団地」でした。 私の住んでいる県はクソ田舎で高層ビルなどありません。 10階建ての団地ですら最高峰と言っても過言ではないので、その団地が飛び降り自殺の名所になる... 続きを読む
心霊
さっちゃん
流れを読まず、書き込みます。 一年前、私達と友人家族は、とある湖の近くでキャンプをしました。 昼の1時にチェックインし、テントの設営などを終え、夕食までの時間、大人は休憩タイム、子供達は周辺で遊んでいました。 そろそろ夕食と思い、子供達を呼んだところ、当時小1の娘だけ見当たりません。 子供達に聞いても、さっきまで一緒に遊んでいたというのみで分かりません。 時期がずれていたのとマイナーなキャンプ場だったからか、キャンプ客は私達グループともう二組のグループのみでした。 見通しもよい場所なのですぐに見つかると思... 続きを読む
三階のトシ子ちゃん
春というのは、若い人達にとっては希望に満ちた新しい生命の息吹を感じる季節だろうが、私くらいの年になると、何かざわざわと落ち着かない、それでいて妙に静かな眠りを誘う季節である。 夜中、猫の鳴くのを聞きながら天井を見つめてる時、あるいは、こうして縁側に座って桜の散るのを見ている時、やたら昔の事が思い出される。 知らずに向こうの空気に合わせて息をしている 危ないぞ、と気づいて我に返ると、ひどく消耗している自分がいる。 確か、トシ子ちゃん、といったと思う。 私の母方の本家は東京の下町で魚屋を営んでいて、大正の頃は... 続きを読む
黄昏の少年
今年33歳になるが、もう30年近く前の俺が幼稚園に通ってた頃の話です。 昔はお寺さんが幼稚園を経営してるケースが多くて、俺が通ってた所もそうだった。 今にして思うと、園の横は納骨堂だったし、その隣は古い墓地だった。 夕方、幼稚園の遊具で遊んでいた。外には俺一人だった。 室内には何人も人がいたんだと思う。でもそのときは、何故か俺一人だった。 ジャングルジムの上に人が座っていた。男の子だった。 黒の半ズボンに、黒い金ボタンの上着を着ていた。裸足だった。 坊主頭で、小学生くらいだったんだろうか。すぐ自分より2つ... 続きを読む
色街
この話は何年か前に他の板で書いた話に後日談を加えたものです。 過去スレが読めなくなっているので書き直しました。 時間が経ったのでディテールが若干変ってしまっているかもしれません。 それと、個人特定を避ける為に事実に手を加えた部分もあるので、以前書いたものと矛盾点もあると思います。 関東の某所に旧赤線地帯として有名な町が在った。 「在った」と過去形なのは、その町にあった売春街は数年前に行政の手によって完全に壊滅し、終戦から半世紀以上の歴史に幕を下ろしたからだ。 私はその地域にある某大学に通っていたが、卒業後... 続きを読む
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