空き巣によく入られるマンション

自分は幽霊信じない派なんですが、小2ぐらいに幽霊っぽいの見た事ある。今の家に引っ越す前、小っちゃいマンションに住んでた時の話なんだけど、その部屋は空き巣によく入られるって不動産屋が言ってたらしい。親もそれを懸念して引っ越してきてすぐに鍵を新しく変えたそうで、お陰でそのマンションでの3年間、一度も空き巣とかの被害はなかった。 小2ぐらいの時のある夜中。風呂も入ったしそろそろ寝ようとして、洗面所の前で歯を磨いてたんだ。洗面所は目の前に鏡があり、反対側に風呂場がある。鏡越しに風呂場の扉は曇りガラスになっ... 続きを読む

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グーニーズ

あれは俺が小学校3年生の事だった。俺は当時団地に住んでたんだ。団地と言っても3階建ての小さな団地。そして同じ団地に住む同級生3人、名前は仮にAとBとCにしておこうか。俺達4人はいつも一緒に遊んでた。好奇心旺盛で、いつも暗くなるまで遊んでたよ。 俺達の住む団地の前には古ぼけた長屋があった。言っちゃ悪いが本当に古いんだ。子供の力でも蹴ったら穴が空きそうで、ドアもグラグラ。鍵かける意味あんのか?と言いたくなる程。家賃幾らだよと思う位古ぼけてボロボロの長屋なのに満室だった。今考えればきっと家賃が格安だった... 続きを読む

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鼠の天麩羅

知人の劇団員が、地元の猟師さんの笑い話を元にまとめて劇を作ったことがある。長くなりますが、よろしければ暇つぶしにどうぞ。 元号がいくつか前の時代のお話。木樵と炭焼きと猟師を兼業で生活している老人とその弟子の少年が、二人で細々と暮らしていた。 ほんの童子の頃から手伝いを続けていた少年も、もう一人前と認められるようになり、老人は猟の獲物の肉と皮、山菜や茸を麓の集落に売りに出る間、少年は一人で小屋で留守を守るようにと言われた。初めて一人前の男と認められたようで、少年は多少の不安はあったものの喜び勇... 続きを読む

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父の幼馴染

詳細がわからない部分も多いのだが、父の幼馴染の話。 父と友人Aは同じ田舎から中学卒業と同時に出てきて、夜間の高校に通いながら、昼間は同じ職場に勤めていた幼馴染同士だった。その後それぞれ結婚もして子供にも恵まれた。 だが、Aの長女は生まれて数日で死亡(原因は不明)。数年後に生まれた長男も生まれてすぐ足の関節に問題があることがわかり、その後何度か手術をすることになった。おかげで杖を使えば何とか歩行は可能程度にはなった。さらに次女も生まれてすぐの検査で、心臓に穴があいていると言われた。ただ、これは... 続きを読む

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横浜の路地裏で

8年くらい前、横浜に住んでたときの話。日本大通りに職場があったんでバイクで通える距離の阪東橋近くのボロアパートに住んでたんだが、とにかく治安がよろしくなかった。 夜出歩けばアジア系の立ちんぼやらキャバのキャッチやら見るからにカタギじゃないおっさんやらがわんさかいるし、昼間は昼間で道端で泥酔してる爺さんやら大声で独り言を喋りながらスーパーで買い物してるおばさんやら、まあ変なのが沢山いたのよ。そういうのと遭遇した際には場所が場所だし仕方ないよなぁ、と半ば諦めの境地で全力でスルーしてたんだが、あの時エン... 続きを読む

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