海や川・水にまつわる怪異

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川の淀み

爺さんの葬式のときに聞いた話。 山村で生まれ育った爺さんがまだ少年だった頃、テツという犬を育てていた。 朝と夕方にテツと散歩をするのが爺さんの日課だったんだけど、長雨の後、数日振りに散歩へ行くとおかしな物を見つけた。 川の澱みに何か黒っぽいものが浮かんでいたそうだ。 「土左衛門か?」と思ってそれへ駆け寄ろうとしたら、テツが唸り声を上げて近寄ろうとしない。 仕方なく、テツをそのままにしてその物に駆け寄ると、それがのろのろと立ち上がった。 それが何だったのかは爺さんにも分からなかったらしい。 肌は白いような灰... 続きを読む

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遠泳

鳥取の海で今から10年か12年前かな? 冷静に考えたらありえない生き物みました。 確か小学校4年と6年にある臨海学校で鳥取砂丘? の近くだったのかなぁ……。 砂丘に行った覚えあるんだけど、砂丘の近くだったか覚えてないや。 泊まった民宿の名前は覚えてるんだけど……。 んでまぁ、とりあえず4年と6年に、うちの小学校は鳥取の海で泳ぐんですよ。 4年が600メートル、6年が1200メートル。 書いてて思いだしてきたけど、やっぱり6年生の時の臨海かな。 その年の海は、物凄い澄んでて、本当に底の方まで見えたんですよ。... 続きを読む

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漂着した無人船

海の話です。 戦中生まれの私が幼少のころ、祖父より聞いた話です。 その祖父は、さらに彼の祖父が話してくれた、と言っていましたから、そうとう昔の話だと思います。 ひなびた漁村では昔から、その村行きに流れ着いた漂着物はその村の所有物になる、というのがならわしでした。 ある日、嵐もなく、凪の日にの朝に、大きな帆船が村の沖に流れ着いたそうです。 帆は降ろされていて動かないので、村の人々は手漕ぎの小舟で船に近づいて、声をかけましたが何の反応もない。 しかし、投錨されていたそうで、船は潮に流される心配ありませんでした... 続きを読む

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もう一つの池の噂

学生の頃溜まり場になっていた神社の話だけど需要ある? 山の中にある神社の歩道に池があるんだけど、噂でもう一つ池がある、って聞いてそれを探しに行く話。 俺の通っていた高校は山の頂上にあった。 家が海沿いなんで高校までは一時間弱チャリを立ち漕ぎで漕がないといけなかった。 もちろん帰り道はその逆であっと言う間に家についた。 ある日友達と別ルートから帰ろうと適当にチャリ漕いでいたら広い公園についた。 公園と言うよりも山を切り開いた広場みたいな感じ。 その公園から抜け道はないかぐるっと一周してたら細い獣道を発見した... 続きを読む

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波止場で夜釣り

上のヨシマサに前に聞いた話なんだけど、このヨシマサ就職に大阪出ていいおっさんになった。 ガキの頃に覚えた釣りは趣味として今でも続けていて、大阪でもちょくちょく夜釣りに出かけるんだと。 ある金曜日の夜、仕事も終わってさあ今日は夜通し釣るぞ~つって北港へ出かけた。 行き先は彼取って置きの人気のない貨物用の波止場。 昼は運搬車両や港湾作業者の往来が激しいこの場所も、夜になると灯りを探すのも困難なほどのひっそり。 でもそれだけにチヌやキスが釣れるとあって、彼は誰にも教えず一人の楽しみとして通っていたのだとか。 さ... 続きを読む

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