花回り

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

もうそろそろ地元では祭りの準備が始まる頃なんだが……
この祭りの準備で1度だけ不可解な体験をしたので書いてみる。
5年くらい前の話だ。

うちの地元の祭りは青年団が主体となって行われる。
祭りの準備の中には花回りというのが含まれているんだ。
花回りというのは簡単に言うと寄付金集め。
近所の企業さんを回って寄付金を募るんだ。
うちの村は過疎化で青年団も人が少なく、その上花回りはやりたがる人が少ない。
その日も3人くらいしか集まらなかった。
普通は2~3人くらいでまとまって回るんだが、人手が足りず1人ずつ別れて回ることに。

自分の担当の場所を順々に回っていて、とある工場まできた。
「お仕事中すみません。○○青年団です」
声をかけると社長さんが出て来た。

地元の小さい企業さんは地の人がやってる場合が多いから、
はっぴを着て顔を出すだけで
「はいはい、ちょっと待っててね~」
と、すぐお花をくれることが多い。
だが、この不景気だ。
寄付なんてしてる余裕のない企業さんも勿論ある。
この工場もそのようで、社長さんは申し訳なさそうな顔をしながら、
「毎年お花をしていて、今年もしたいのは山々だが……この不景気で仕事がなくて……」
社長さんはおもむろに工場の中を指して、
「な、機械もまったく動いてないだろ……」
と呟いた。
中をみると機械は全く動いておらず従業員もいない。
悲しくなって、暫く世間話などをして、そのままそこを後にした。
勿論お花はいただいていない。

一通り回って社務所に帰る時間になったので戻ると、既に他の2人は帰ってきていた。
仲のいい1人(仮にAちゃんとします)に例の工場の話をして、
「なんか悲しくなっちゃったよ~」
と私が言うと、Aちゃんは首を傾げて言いました。
「そこの工場、潰れて今は倉庫になってるよ? 去年私が回った時には既に倉庫だった」
えぇぇ~!?
もう、頭の中クエッションマークだらけ。
最初はAちゃんが私をからかっているだけだと思ったんだけど、帰りにもう1回寄ってみたら本当に倉庫になってた。

私は白昼夢でもみたのだろうか。
確かに見たし喋ったんだけどなぁ。
思い出すとなんか悲しくなる出来事。

780 1/3 2012/07/11(水) 06:55:43.16 ID:WoQWjImwO

人気ブログランキング
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメント

  1. 匿名 より:

    花周りって言葉、なんかエロいよねw

  2. 風俗好きオヤジ より:

    花ビラ大回転

コメントを残す


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

SNSでもご購読できます。