半月前に仕事の関係で地方の借家(一軒家)に引っ越して来ました。不動産屋さんの話では、周りは賃貸住宅が多く、ご近所でそれほど密な付き合いもしていないからと言うので、引っ越しの挨拶は両隣に簡単にしただけで今の所ご近所付き合いもありません。 しばらくして私の周りのご近所の家々の角に盛り塩のようなものがあるのを見つけました。私の家のブロック塀の角の所にもありました。翌日、他の家のお宅の盛り塩は全てなくなっていました。しかし、うちの角にだけは新しい塩が盛られていました。 この地方の風習とかそういうもの... 続きを読む
風習
オンマシラの儀
古くからの風習とか呪いとかそういう類の話なので、現実的な恐怖ではないかもしれないけど。この板にいる人らは興味が湧くんじゃないかと思って書いてみる。 俺の実家近辺の話。俺の実家周辺はかなり山深くて、未だにケータイの電波も届かない。しかも全キャリアだ。子供の頃はTVゲームもやらず(うちの親はそういうものの存在すら知らなかった)、山で遊ぶしかない暮らしだった。日が暮れるまで山で虫を捕まえたり、基地作ったり。 当然、山なんで色んな動物も出た。蛇、狸、それから猿。特に猿は保護されるようになってからどん... 続きを読む
私も、いつか
某半島の先の方にあるひっそりとした村の話です。 話は江戸時代より前に始まります。ある偉いお坊さんがいました。そのお坊さんは自分が老齢になったことから一門の後継に地位を譲り、救いを求める人々を導くための旅に出ました。 西から東へ北から南へ色々なところを廻ったお坊さんはその村に行き着きます。そこでは貧しいながらも正直で親切な村人たちが慎ましく暮らしていました。海と山に囲まれた隠れ里のような村で、貧しい村落のことで寺や神社はおろか祠すらありませんでしたが、お坊さんは珍しい旅人として快く迎え入れられ... 続きを読む
えんべさん
帰省したついでに祖母にコトリバコ的な呪わしい因習話が無いかと聞いたら残念ながら無かったんだけど、伯父さんがそれ系の話を知ってたので書きます。つっても友達が犠牲になったとか、お寺で怒られながら御祓い受けたとか、そういう直接的なものは無い。昔そういう奇習があったとさって話なので、洒落にならんほど怖いかと言うと首を傾げざるを得ない話なんだけど、スレ的には興味深いかな、と思う。 1980年代、伯父さんが都内の某大学生の時、某地方の文化調査で、教授のフィールドワークに助手、というか荷役人夫として同行したそう... 続きを読む
ある漁村の風習
俺の親父の実家がある村の話だ。父親の実家、周囲を山にぐるっと囲まれた漁村(もう合併して村ではないけど)なんだ。元の起源は落ち延びた平家の人間たちが隠れ住んだ場所で、それがだんだん村になっていった感じ。 まぁそんなこと、村で一番の年寄りの爺さんがガキンチョに聞かせるだけで、ほとんどの人間は意識していない。若い子とかは知らない子のほうが多いくらいだ。俺の住んでいる市街(といってもすげー田舎)とそれほど距離があるってわけじゃないんだが地形の関係で周囲と孤立している。 今でこそ道路もきちんと整備され... 続きを読む
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