夏休みのめんどくさい宿題ベスト3と言えば、自由研究、絵、そして読書感想文かな、と個人的には思ってます。 で、折角なので子供の頃でも思い出しながら最近読んだ本の感想でも書いてみます。 もっとも、この本を読書感想文の題材としてチョイスしたら親を呼ばれるかもしれません。 かなりエグい犯罪ドキュメントですから。 ■共犯者/山崎永幸(新潮社「新潮社クライムファイル」) 埼玉県で起きた愛犬家連続殺人事件の共犯者である山崎永幸が書いたドキュメンタリー。 そしてこの著者として名前が出ている山崎永幸氏は、なんとこの事件の共... 続きを読む
リアルホラー
筍狩り
318では単なる思い出話を書いてしまって恐縮なので今度こそ。 とは言え大して恐くもないけど、体験した本人(俺)は本気で恐かったという話。 地元に、道内ではほんの少し有名な山菜スポットがある。 発条(※ぜんまい)やら何やら、中でも筍が大量に採れる事で、地元の人間に人気が高い。 俺は自衛隊員の親父の趣味に影響されて、毎年シーズンになると、二人で連れ立って筍狩りに出向いていた。 その日は朝からの快晴もあってか、妙に気分が高揚していた。 親父は休日出勤と言う事で、今回は車での送り迎えだけを頼んだ。 早朝、道脇の入... 続きを読む
源流釣行
二年前に、友達のAと趣味の渓流釣りで、源流を目指してキャンプ道具を背負いながら、泊りがけで釣りに行った時の話です。 その日はとても晴れ晴れしい快晴で、このあと起こる背筋も凍るような、あのおぞましい出来事を予見させるべくもなく、私たちは意気揚々と渓谷へと足を踏み出したのでした……。 渓谷へ足を踏み入れたのも束の間、私たちは命綱であるライターの予備をコンビニで購入すべく、下界へと立ち戻ったのでした。 今となっては、第一の悲劇ともいえるべき出来事が、渓流の近くにある何の変哲もないコンビニエンスストアで起きたので... 続きを読む
死体を見た話
稲川淳二の怪談で、溺れ死んだ友達の死体を見てビックリするって有名なのが有るじゃないですか。 ただの死体と思ってたら……ってヤツですが。 そんな怪談など知らない頃に聞かされたちょっと気味の悪い話。 小学校の時の副担任のK先生は、登山が趣味で大学生の頃はよく仲間と出かけていたそうです。 K先生の授業は授業中の雑談、いわゆる“脱線”が多く中でも怪談はクラスでも人気が有りました。 今なら授業中に子供に怪談話など、とんでもないと怒られるかもしれません。 K先生が仲間と登山に出かけた時、転落事故に遭遇したそうです。 ... 続きを読む
10円ババア
俺が小坊だったころ駅の近くにあるタバコ屋の前に「10円ババア」つうのがよく出没した。 まぁ所謂「10円くれよ」つって手のひら出して迫ってくるって奴だ。 色々な生徒が何度か目撃してたが最初はビビって本当にあげた奴もいたが、何回か遭遇するうちに馴れてみんな無視するようになった。 そういう俺自身も2、3回せがまれたんだがそのころには上の対処法が一般化してて無視して通り過ぎてた。 そんなある日、友人が俺の家に遊びに行きたいというので二人で俺ん家に向かってるとタバコ屋の前で10円ババアとバタリと遭遇した。 例の如く... 続きを読む
最近のコメント