老人と穴

友人と2人で車でスキー旅行に行った帰り、真夜中3時過ぎ、東北の某村を、近道して通り抜けようと車を走らせていました。 土地勘が無い上に街灯の無い真っ暗な道で、2人共かなり不安でした。 両脇の畑は残雪で真っ白でした。 不意に脇から松明を持った老人が、何か叫びながら私たちの車に向かってくるのが見えました。 老人の表情が尋常で無いのが怖かったのですが、何を言ってるのか聴く事にして、車を止めて窓を開けました。 方言で聞き取りにくかったのですが、怒った口調で先に行くなと言ってるようでした。 しかし... 続きを読む

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ネズミ

職場の先輩から聞いたお話です。 先輩の母親は東北出身で、子供の頃は夏になると避暑を兼ねて田舎に訪問していたそうです。 田舎では母方の祖母が独り暮らしをしていて、車で10分程度のところに長女夫婦が住んでいたそうです。 家は平屋の日本家屋で、天井裏をネズミが走り回るような築年数の古い家。 幼い頃は怯えていたネズミの足音も、小学生にもなれば都会のマンションでは経験できないことだとしておもしろく感じるようになってたそうです。 母親も祖母も慣れたものなのか「ああまたネズミだねぇ」なんて言う程度で気にす... 続きを読む

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東北の旅館

一昨年、会社の友達3人と東北に車で旅行に行った時の話です。 会社はソフトハウスで、とあるシステムの完成祝いでした。 閑散期だったので予約はせず行き当たりばったり。 最悪は車(エスティマ)の中で寝ましょうね、という小旅行。 かなりの山奥で●●荘という看板が目にとまり、よし今夜はここにしようという事になりました。 到着すると、年季の入った規模の小さな旅館でした。 私「ごめん下さい、予約していませんが泊めていただけますか?」 ご年配の女将「申し訳ありませんが、うちはご予約のお客様だけでござ... 続きを読む

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