マガガミさん

うちの母方の婆ちゃん家がある村での話。申し訳ないが俺自身にも真相? 的なものはわからないから、すっきりしないし、オチみたいなもんはない。 本題に入るけど、婆ちゃん家の村には山があるんだけど、その山の中に凄いキレイな緑色の池がある。限りなく青に近い緑色ってゆうか、透明気味なパステルカラーつうか。とにかくめちゃくちゃキレイなんだけど、そこには近づくなって村の子どもは言われてた。 何でか聞いても答えはお決まりの「子どもは知らなくていいこと。だけど決して近づくな」だった。でも子どもだからやっぱり気に... 続きを読む

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山奥の集落(未完)

宮崎県に住むものなんですが先日かなりすごい集落を発見してしまいました。 先週の土曜日に友人と2人で、サイクリングに行った時でした。その日は、今まで行ったことのない方ない方へと道を進んで行こうということになったんです。たぶん場所としては、青島から北郷町あたりだと思うんですが、道がどんどん狭くなってきて、まず舗装された道がなくなり、電信柱がなくなり、、、と、どんどん山奥の方に入っていったんです。 2時間くらい入ったところで道が2手に分かれていて、一方がなぜか立ち入り禁止の看板があったので、何も考... 続きを読む

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おまつり

文章下手だから伝わらなかったらごめん。 母方の実家がある集落には、九年に一度、前もって選ばれた子供が数人とそのお付の人たちが、普段は入山禁止の山に入ってとある儀式をするって言う風習がある。 選ばれる子もお付の人も女性限定。その風習を地域では「おまつり」って呼んでた。 ちなみに、まつり=祭ではなく、祀の字を当てるらしい。 おまつりっていうと屋台が出て花火なんかも上がったりしてって賑やかな雰囲気を想像すると思うんだけど、全然違う。 日の高いうちから家の軒先に提灯を吊るして日が落ちてきたら家の明かりを... 続きを読む

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あまめ

俺が体験した怖い話。 三重県のとある山林の奥に小さな祠があるんだが、その祠には小さな古ぼけた巾着袋のような布でできた袋が入ってるんですよ。 その祠には と書かれた、色褪せているポスターのような紙きれが貼られているんです。 あまりに不気味な雰囲気を醸し出してる祠には誰も近づくことなく、親や地元の人に訊いてもこの祠について何も知らなかったんです。 ただ…… この祠に近づくモノには祟りありという噂だけは昔からあったんです。 俺の友人はオカルト好きで2chのオフ会とかmixiで募集してる百物語の... 続きを読む

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微笑がえし

雷鳥さん風の話を一つ・・・私の祖母は沖縄北部の山村出身です。20くらいの頃、村の寄り合いの為、近所の仲良しと山をくだっておりました。夏場の黄昏時、見ると道端の大きな岩の所に真っ白い着物を着たお爺さんが座っていたそうです。ニコニコと笑いながら、二人の方を眺めて。二人が笑い返すと、「ウン、ウン」と納得したように頷きながら消えたそうです。若き日の祖母と友人は「なんだ、山の神さんか……」と納得してそのまま山を下ったそうです。全くそれだけの話ですが、今は鬼籍に入った祖母から聞いた、私の好きな話です。 807... 続きを読む

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