人怖

廃屋の気狂い婆

今から13~14年前、地元の山奥のあばら屋(猟師の物置みたいな場所)で友人と私の身に起こった実際の話です。結構長くてヤヴァイ話になるので、細部を思い出しながら少しずつカキコしていこうと思います。煽りが出たら一時休止という事で…。表題を付けるならば……「廃屋の気狂い婆」 当時リアル消防だった私達は、学校の裏手が一面の山でしたので廃屋と化した誰も近づかないような物置小屋、東屋を見つけてきては「秘密基地」と勝手に決めて自分達の遊び場として使用していました。私達の遊びのグループはみんなが既存の「基地」の場... 続きを読む

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もの足りない

今から5年程前の大学時代、俺は友人二人を連れて心霊スポット荒らしをしていた。いわゆる肝試しのようなものではなく(もちろん普通の肝試しの要素も含んでいるが)、曰くつきの場所に行っては飲めや歌えのどんちゃん騒ぎをやる。他のグループがいればドライアイスや挽肉などの小道具を使い、そいつらを脅かして反応を楽しむ、というものだった(片付けはちゃんとしてたよ)。 女もおらず金もなく、あるのは時間と若さだけという俺達にとって心霊スポット荒らしは絶好の暇つぶしだった。しかし、そんなことをしていれば当然いくらか霊体験... 続きを読む

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押しかけ厨房の告白

数年前、押しかけをしでかした馬鹿者です。 恥を偲んで元押し掛けの人間の話を告白します。 なるべく厨房の内面を書けたらという思いが先立ち、自分語りがうざくなりました。 でもどうか私のお話が少しでもなにか……撃退とか、その役に立てたらと思います。 私は当時リア工、数年前ですが、私が押しかけ襲撃をしたのは大好きな作家さんです。 裕福ではありませんでしたが当時親に溺愛され、なんでも思い通りにしていた私は、他の人との関係を上手く築けず、思い通りにならなかったら怒り、そんなだから当然友達もできなくて、半ば引... 続きを読む

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【コラム】生きている人間が一番怖い

怖い話と言えば、霊的な実体験とか妖怪・魑魅魍魎の類との遭遇などが多いですね。 隔絶された地域や集落の風習・因習話や民話なんてのもジャンルとしては定番ですね。 新耳袋以降「都市伝説」とか「リアルホラー」と言ったジャンルが台頭して来ましたが、私はそのリアルホラーの中でも超自然的な部分じゃなくて「生きている人間の怖さ」を追求した話に結構惹かれます。 ホラー作家の岩井志麻子さんが稲川淳二さんのDVD「淳二稲川のねむれない怪談オールスターズ2」の中で「生きている人間が一番怖い」と前置きして始めた話が今でも強く... 続きを読む

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地下の井戸

これを書いたら昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。 でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う。文章作るの下手だし、かなり長くなった。しかも怪談じゃないから興味の湧いた人だけ読んで欲しい。 今から数年前の話。俺は東京にある某組織の若手幹部に使われてた。Nさんって人。今やそういう組織も日々の微妙にヤバい仕事はアウトソーシングですよ。それも組織じゃなく個人が雇うの。警察が介入してきたらトカゲの... 続きを読む

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