ウチの実家にまつわる話なんですけど…… 母方の実家は、石川県のとある過疎地、海辺の町にありまして、昔、だいたい昭和のなかばぐらいから小商いをやっているんです。 実家の建物は「店舗」と「母屋」の二つに分かれてまして、「店舗」のほうは二階建ての結構大きな建物なんですね。 これは、オイラの爺さん(母親の父ね)がとある筋から買い取って、そのまま店舗として使ってるもので、相当に古い木造建築なんです。 多分、戦前からの建物なんじゃないかなあ、と。 その建物にはちょいといわくがあるんですよ。 そこの元の持ち主(Aさんと... 続きを読む
家や家系にまつわる怪異
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ちーちゃんまーちゃん
人柱とかそんな話ならウチにもあった。 もっとも、血のつながっていない人だけどね。 もう7年くらい前なんだけど、俺が高校に入ってすぐの夏に聞いた話。 とりあえずここ前置きなので、飛ばし読みしていい。 俺の父親は三男の次男で、特に継ぐモノも無いので都会に出てきた口なわけだが、実家の実家、本家に当たる家は結構歴史ある家らしい。 祖父も三男坊なので本家には生涯で数回行ったかどうかってレベルだったけど、高校の頃の俺は王室だの皇室だのの話に凝り出して、そこからあらゆる家の『家系図』を知りたがる家系図マニアと化していた... 続きを読む
家系
島根の田舎の話です。田舎の中の田舎って事ですね。 山間で鮎も採れる母の実家。 小学生になったばかりの自分は夏休みにそこに来た。 虫も沢山いたし、川とか綺麗で流れの浅い、緩やかな水辺で時間を過ごしたりした。 一番のお気に入りの場所は神社に流れ込む小さな小川があって、その畔に雨宿り出来そうな小さな祠がある広場。 ばあちゃんが手入れして、たまにお供え物を持って行かされたりしてた。 夏休みの間事情があってずっとこの田舎にいたんだ。 で、二週間位して、近所の友達も少ない事もあって、ある日凄い退屈になった。 で、思い... 続きを読む
サノアさん
母方の実家は、女には悪いモンがつく筋といわれていて、7歳と13歳の時に、実家近くにある神社の池のところにある小さな祠に、水と黒い石をお供えをして、その悪いモンから守ってもらう、という習慣がある。 そこの神様は呼び方が「サノアさん」(サというよりシャかな?)、もしくは「サンノアさん」「サーノアさん」(シャンノアさん・シャーノアさん?)という感じで、私も二度サノアさんにお参りにいった。 20歳の時まで悪いモンにつかれなかった時は、今度は白い石を持っていき、それをお礼としてお供えして、黒い石は池に放り投げて、サ... 続きを読む
新聞の不着
さっき、新聞配ってるオッサン見て久々に思い出したから投下する。 携帯からだから見にくかったらごめん。 俺が学生時代の話なんだけど、いわゆる新聞奨学生をやってたんだ。 学校行きながら朝早く起きて(3時~5時ぐらい)新聞配るのって意外にきつくて、始まって1ヶ月で軽く音をあげてたw それで新聞配達って、まぁやった事ある人は分かると思うけど不着っていうのがあってさ、要は配り忘れなんだけど新人の俺はけっこう不着してたんだ。 だけどその中の一つ、田口(名前忘れたから田口で)さんっていう一軒家だけは何度やっても不着にな... 続きを読む
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