集落・部落にまつわる怪異

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押入れ奥の隠し部屋

まとめサイトにある、押入れの奥から入る畳敷きの小部屋って俺の母方の実家にも有るんだよ。うちの実家は東北の田舎なんだけど旧暦の正月に『ささら』っていう祭が有る。祭事に詳しい人なら地区まで特定できそうだから明記はしないけど、そんくらい田舎だって話。 俺もガキの頃に屋根裏部屋とか物置とか探検するの好きで(木造で隙間多いため明るくて怖くは無い)その小部屋も知ってた。居間の隣に襖隔てて、親戚集まった時に宴会する様な応接間(?)が有り、その隣に仏壇や昔の調度品、旧家によく有る母親の子供の頃に買った人形とか母の... 続きを読む

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U字溝

実家いた頃の話。ピンポイントの情報で特定されそうだけど、何か周りにウケが良かったので初めてだけどとりあえず書き込みます。 実家の部落(差別的な意味じゃないよ)では毎月一回くらい集まって地区の道路の掃除とか酒飲んだりする日がある。んでその日は、昔からありすぎてもう何を奉ってるかも分からない神社だかお寺を掃除する日だったんだ。部落の爺ちゃん婆ちゃんは何故かそこには近づかないので、その息子たちの世代(俺の親父の世代)が半年に一回くらい掃除するんだ。 でもそこの一ヶ所のU字溝の付近はいわくつきと言う... 続きを読む

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トンじい

では私が体験した実話を投稿します。これは紛れもない事実であります。 私の出身地は、古くからの部落差別の残る地域でした。当時わたしは小学生でした。部落差別があるといっても、それは大人の世界での話で幼い私には差別などわかりませんでした。子供同士は、どこの地区出身かなど関わりなく仲良くなりますし、大人達は罪悪感があるのか子供達の前では部落の話を避けているふしがありましたので、普段の生活で意識することはあまりありませんでした。 ただ「○○地区のヤツは気が荒い。あまり仲良くなるな」ということは言われた... 続きを読む

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髪寄りの法

それじゃ、ここらで祖父の話を投下。 祖父が子供の頃の話。祖父は子供の頃、T県の山深い村落で暮らしていた。村の住人のほとんどが林業を営んでおり、山は彼らの親と同じであった。そんな村にも地主が存在しており、村の外れにある大きな屋敷に住んでいた。地主は林業を営むわけでもなく、毎日をのんびりと暮らしていた。 まさしく牧歌的な暮らしの村であるが、村特有のルールも存在していた。そのルールというのが「毎月3日は髪取り師以外は地主の家に近づいてはならない」「屋敷に来る客人に声をかけてはならない」というものだ... 続きを読む

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ぐるぐる巻きの鐘

あたり一面山だらけ。どこを見渡しても山ばかりという地方の出身です。 小さい頃からお世話になっていたお寺に『鐘』がありました。『鐘』と書いたのには理由がありまして、それは布と縄でぐるぐる巻きにされていたからです。鐘を撞く丸太もついていません。なので、ある程度の年頃になってアニメの一休さんなどを見るようになり、寺の隅の屋根つきの一角にあるべきものは鐘なんだな、ということがわかるようになりますと、そのぐるぐる巻きの中身は鐘なんだろう、と感じるようになるというくらいで、誰も中身を見たことはありませんでした... 続きを読む

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