15年ほど前の話。 奥多摩日原の雲取山に登ろうとしたときの話だ。 夜に登って、山頂で朝日が昇るのを見ようと思ったのだ。(俺は山には慣れていたので、夜でも登ってた) 夕方になって東日原のバス停に到着。 あいにく雨がしとしと降っていたが、山の上は雲を抜けて晴れている事が多い。 だからそのまま進んだ。 今でもそうだが、日原の集落を過ぎると、一本の街灯も無い。 しかも雨が降る=雲っているので、星明りも無い時は、ライトが無いと本当に何も見えない。 いや、見えないというレベルではなく、質量を持った『闇』というものが、... 続きを読む
2015年 3月 の投稿一覧
昭和炭鉱
北海道は昭和炭鉱での話。 ぐぐればすぐにわかる。 その昔炭鉱で栄えた町で相当の人数が住んでいたそうだが、俺が友達と馬鹿なキャンプに行った時は既に廃墟だった。 言いだしっぺは定岡で、俺は嫌だといったが強がりで絶対に引かない田村の性格が災いして、3人でその廃墟に一泊のキャンプに行くことになった。 自転車で2、3時間はゆうにかかる距離だった。 なぜ俺が嫌だと言ったかというと、親父と車で一度行ったことがあったから。 特にお化けがどうたらとかいう話を聞いたわけではないが、あまりいい気持ちがしなかったのと、その日に金... 続きを読む
一軒家
俺が体験してきた、本当に本当の話を書かせてもらいます。 前に住んでた家の話なんだけど、そこはどこにでもある田舎の普通の一軒家。 周りが親戚だらけって言う、田舎にはよくある光景な訳さ。 俺が小学生の頃に爺さんが亡くなった。 小学生だからあまり覚えてはいないんだが、まぁ大往生だったらしい。 んでね、その3年後に婆さんが亡くなった。 この時も小学生だったから、病名や死因は覚えてない。 ただ、母さんとかが、自宅の布団で泣きまくってたの覚えてる。 んで、その3年後に、生まれたばかりの妹が死んだ。 妹はもう1人いて、... 続きを読む
古い木箱
父から聞いた漁村の話です。 戦争中、紀元二千六百年記念行事の際に、漁村の神社を新しくするという事業が行われたそうです。 そのために、神社の宝物殿のものを他の場所に移す作業が必要になりました。 たくさんの人間がそれに関わるというのは、なにかと都合が悪い(盗まれたりする)というので、村の若者(当時は子沢山だった)のなかから三名の二十歳まえの男が選ばれたそうです。 そのうちの一人から父が聞いた話なのですが、宝物を移動させるのですが、それほど多くなく、1つ、古い木箱(船の荷造りのために作るような箱)が特に重要だと... 続きを読む
雛人形
さて、今年のお雛祭りも無事終わったし、数年前に起こった祟り騒ぎでも投下してみる。 事の始まりは雛祭りも近いある夜の事。 突然、近所に住む若い母親Aが訪ねてきた。 彼女は開口一番 「お雛様貸してください」 何でも、義母にお雛様(と娘)の写メを送れと言われたらしい。 冗談じゃない。 でも相手は玄関の中にいる。 “私”の雛人形を“他人”になんて貸し出せない。 他をあたってくれとかなり冷たくあしらった。 するとAは、たまたま玄関に飾ってあった古い雛を見て 「じゃあ、コレをちょうだい!」 さらに冗談じゃない。 その... 続きを読む
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