風習

女だらけの祭

あんまり怖くはないが、興味深い話。 語り口調がウソっぽくなるのはご愛嬌。 ちなみに聞いた事実と、内容だけはオカ板にありがちな創作ではないとあらかじめ断れます。 岩手の内陸部、紫波町に住む知人の話。 その人の家には御社が祀ってあるという。 それがその知人の氏神的なものなのか、それともその知人が御社の守りなのかは知らないが、おそらく後者であろうという。 その後ろはすぐ山で、御社はその山肌からせり出した大岩の下に祀られているそうだ。 その御社は年に一回祭りの日がある。 その祭りというのがおかしなもので、その家の... 続きを読む

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おまつり

文章下手だから伝わらなかったらごめん。 母方の実家がある集落には、九年に一度、前もって選ばれた子供が数人とそのお付の人たちが、普段は入山禁止の山に入ってとある儀式をするって言う風習がある。 選ばれる子もお付の人も女性限定。その風習を地域では「おまつり」って呼んでた。 ちなみに、まつり=祭ではなく、祀の字を当てるらしい。 おまつりっていうと屋台が出て花火なんかも上がったりしてって賑やかな雰囲気を想像すると思うんだけど、全然違う。 日の高いうちから家の軒先に提灯を吊るして日が落ちてきたら家の明かりを全部消して... 続きを読む

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ある田舎の葬式

ちょっとした何か怖いと言うかよく分からない、自分でもどう言う気持ちだったのか文章にして確認してみたい、そんな気持ちで書いてみました 私の実家は千葉のとある地方で、まぁお世辞にも栄えた場所では無いんですが、ちょっと電車に乗れば千葉駅だって遠くは無いし、自然と文明のバランスがなんとも絶妙な地域なんです。 母方の実家なもので、子供の頃は毎年必ずお正月に、、まぁお年玉目当てなんですが、欠かさず帰省していましたが大人になってからは、からっきしでした。 そんな折、仕事を終えて家に帰るといつも真っ先に「おかえりー」と声... 続きを読む

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つんぼゆすり

こどものころ伯父がよく話してくれたことです。 僕の家は昔から東京にあったのですが戦時中、本土空爆がはじまるころに祖母と当時小学生の伯父の二人で田舎の親類を頼って疎開したそうです。 まだ僕の父も生まれていないころでした。 戦争が終わっても東京はかなり治安が悪かったそうで、すぐには呼び戻されなかったそうです。 そのころ疎開先では色々と不思議なことが起こったそうです。 そこだけではなく、日本中がそうだったのかもしれません。 時代の変わり目には奇怪な噂が立つ、と聞いたことがあります。 伯父たちの疎開先は小さな村落... 続きを読む

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血族結婚の村

石川県の某集落には、いまだに血族結婚の風習が残ってる。 村民の多くは同じ苗字を名乗り、顔は老人から子供までどこか似ており、仕草まで同じ特徴が見られるという。 現代日本では血族結婚は倫理的にも法律的にもタブーとされている。 しかしながら日本国憲法においては『本人』『直系血族』『3親等内の傍系血族(兄と妹、姉と弟、おじと姪、おばと甥)』『直系姻族(婚姻関係終了後も継続)』『養親とその直系尊属及び養子とその直系卑属(離縁後も適用)』との婚姻届は受理されないものの、憲法第24条には「婚姻は、両性の合意のみに基づい... 続きを読む

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