これは俺の親戚のおばちゃんから聞いた話だ。おばちゃんは多少霊感がある人らしくて、近所では『伝説のおばちゃん』とか言われてて、自分でもそう言ってる。昔から俺に色々な怪談話やホラ話を聞かせてもらったりしているが、俺はオカルトはあまり信じてないので、胡散臭い所や荒唐無稽過ぎる所は省いたり少し脚色したりして小説っぽくしたり、地名とかも微妙に変えてここに書きました。50年くらい前の日本での話だって。 当時、有縁市に住んでた12歳のおばちゃんに妹が出来た。妹が産まれたという事では無くて、遠い親戚の子を... 続きを読む
集落・部落にまつわる怪異
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漆黒の目
僕は山陰地方の片田舎で民宿を営んでいる。ここで宣伝したいところだけど、削除されそうなので止めておくが、料理には自信あるんだ。このサイトを知ったのは今年に入ってからだ。若い人が一生懸命取り組んだ作品を読むのが楽しくて、いつも心待ちにしている。今から語る話は、僕の母がまだ若かった頃体験した実話だ。いや、実話らしいとでも言っておこうか。あまりにも現実離れしているから、僕も今まで誰にも話していないくらいだからね。だって話したところで、たぶん誰も信じてくれないだろうから。僕の母は若い頃、開業医の兄のもとで看護婦を... 続きを読む
【コラム】指狩り族は本当に実在したのか?一次ソースを探してみた
以前、紹介したお話の中に「ゆびきりむら」というのがあります。 簡単に説明しますと、九州のかつては栄え今では寂れた炭鉱街で実際に起きた連続保険金詐欺事件のお話です。自ら指を切断し、保険金を取るという手法でしたが、お話の中では子供を殺害して保険金を取ろうとするところまで発展したため、本格的に捜査され事件が明るみになった、とのことでした。投稿者はこれをウィークエンダーというテレビのワイドショーで見たそうです。 さて、この「ゆびきりむら」連続保険金詐欺事件ですが、私も別のところで知る機会がありました... 続きを読む
石碑に近づくな
もうウン十年も昔の体験なので、記憶違いや思い違いもあるんだろうけど、子供のときに幽霊を見たかもしれない。 母親の実家は、某県の山間の村なんだ。なんか村全体が顔見知り、親戚って感じの小さい村。夏休みになると、父親が運転する車で祖父の家に泊まりに行くのが恒例だった。内気な性格だったから、村で友達を探すようなことはせず、ひとりで遊んでいた。イワナ?みたいな魚も釣れる小川もあったし(川の主がいるから駄目だって怒られたけど)、田んぼもめずらしかったし、山も虫とかいっぱいいて、ひとりでも十分楽しめたんだよ。 ... 続きを読む
おにいさん
生まれは都市圏だけど、まだ緑が多かったころなので遊び場には事欠かなかった。 家の近くに大きな空き地があって、毎年盆踊りをそこでやっていたのを覚えてる。 その空き地が潰されて大きな工場が出来たときに、自分の遊び場所がなくなってすごく悲しい思いをした。 そんな頃の話。 小学校の頃はやんちゃだった。 いつも悪戯ばかりして怒られている様な。 そんな俺と同じようにやんちゃなNとY。 3人で遊んでいれば何でも出来そうな気がしたもんだよ。 夏休みのある日、自転車で川を遡って行って、水のきれいなと... 続きを読む
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