私の体験談での洒落怖話。 私の近くの公園にポコさんという大道芸人みたいなおじさんが週に3回来てた。 顔は白粉か何かで白く塗り、眉毛を太く塗り、ピエロの様な格好でいつもニコニコしてた。 ある日は紙芝居をしたり、また別の日にはジャグリングをしたり風船で動物を作ったりと多才な人だった。 ポコさんが来る時には決まってラッパの様な笛で「ポーポー」と音を鳴らしながら、空いてる手で小太鼓を叩く。 「だからポコさんって呼ばれてまーす」と本人が言ってた。 そのポーポーコンコンの音を合図に、近所の子供は勿論の事、中学生や子連... 続きを読む
人物にまつわる怪異
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山道のHポイント
不可解と言えば、こういうのがあるんですが。 彼女と夜景を見てた時、良い感じになったんでエチーしようと思い、人のこない山道に行った。 その道は奥に行っても畑しかなく行き止まりになってるので、深夜なら誰もいない。 ところが、その道を車で少し進むと、4~5人のグループが歩いてたんですよ。 年齢や様子から見て、こいつらは家族? でも様子が何か変なんです。 真ん中に子犬がいて、その子犬の首輪には4~5本の紐がついていて、それを一人一人が持ってるんですよ。 まさか家族でこんな深夜に散歩? しかも2~3人は手に棒みたい... 続きを読む
パンク
携帯からで申し訳ないんだけど、紛れもない実話。 昔、当時の彼女と同棲してた時の話。 同棲に至った成り行きは、彼女が父親と大喧嘩して家出。 彼女の父親は大工の親方してる昔気質。 あまり面識はなかったが、俺も内心びびりまくりの存在だった。 仕方ないから、彼女と俺の有り金かき集めて、風呂無しぼろアパートで同棲。 しかし最悪のアパートで、ゴキブリは出るし、畳は湿気ですぐ腐るし、上の階に住むバンドマン風の若者は毎晩大声で歌の練習するし、隣に住む老人は薄気味悪いし……。 まぁそんな最悪な環境にも、だんだん適応しながら... 続きを読む
かあちゃんの藁人形
ある意味怖く、ある意味笑っちゃうような話なんだが…… 俺が高1の時の話だ。 この頃はもう両親の関係は冷え切ってて、そろそろ離婚かな? って感じの時期だった。 俺はと言えば、グレる気にもなれず、引き篭り気味の生活を送ってたっけ。 授業が終わると、真っ直ぐ家に帰って自室に直行。 飯も自室で一人で食ってた。 でだ、見ちまった。 母親が夜中に、庭の立ち木に何かを打ち付けているのを。 直感的に、親父の藁人形? と思ったが、その場では確認しなかった。 っちゅーか動揺しちまって、こそこそ逃げ帰るように自室に戻った。 見... 続きを読む
背乗り
俺の住んでいる街にも、地方都市でありながらそんな話がある。 一昨年亡くなった爺さんから聞いた話。 俺の街では空襲で1,000人以上が死んだ。 特に当時本家のあったあたりは酷くて、一家まるごと焼け死んだ家も少なくはなかったらしい。 隣近所でも、遺体がどれだか判らなくて、とりあえず亡くなったという事になっている人や、生死不明のまま実家に引っ越して行ったと思われる人など様々だったらしい。 昭和30年代になって、爺さんが隣県の縁者の結婚式に出席したときに、空襲前まで隣に住んでいた人と偶然再会し、懐かしい昔話に花を... 続きを読む
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