山で恐ろしいものに遭遇した話。 『子供だけで入っちゃいけない』と言われてる山があったんだが、中学1年のとき、友達と2人で探検しに入ったことがある。まあどこであっても子供だけで入っていい山なんてのはないと思うが、そこはちゃんと誰かが所有してる山で、入口の方はキノコ栽培とかしてるし、渓流釣りに行くおっさんたちはそこを通って行くって親父も言ってた。その『大人だったら危なくはないけど子供は怒られるような場所』っていうほどよいスリルに惹かれて、日曜日の昼に探検を決行したんだ。キノコ栽培のところにも誰もいなく... 続きを読む
人物にまつわる怪異
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キノコ採りにて
けっこう前に『山奥に家族構成っぽく置かれたマネキンが傷つけられてた』ってカキコミがあったと思うけど、それと似たような体験をした。 うちは田舎だから、シーズンになるとよく裏山にキノコ採りに行く。小学生の頃は、よく採れる場所をじいちゃんに教えてもらいながら2人で行ってたけど、中学生になると1人で行ったり、友達と行ったりしてた。その日は日曜日だったから、友達と2人で行ったんだ。最初は順調にいろいろ採って、そろそろ帰ろうかとしてた時、友達がいきなり叫んで、その場にへたりこんだ。その時は、木の枝で足を切るこ... 続きを読む
フィンランドの夜
こないだ親父が物置の整理をしててね。一日中漁ってたかと思ったら、夕方居間にガラクタの山を積み上げて昔を懐かしんでいた。古着やら、レコードやら陶人形やら。。。ふと一枚の写真が目についた。そこにはソファに座った若かりし頃の親父と若い白人女性が写っていた。親父は痩せていて、当時の流行りなのか中途半端に長い髪がおかしい。女の方はやや顎が弛んでいるが、まあ美人の範疇だ。写真について聞くと、大学3年の夏にヨーロッパを放浪した時のものだと話してくれた。「この子については未だによくわからないことがあるんだよ」親父は意味... 続きを読む
お姉さんと会社員
小四の時、新興住宅地へ越した。 近所に二つ上のお姉さんがいて、すぐに仲良くなった。 小さい住宅地で子供が少なかったせいもあるんだろう。 近い世代は俺とそのお姉さんしかいなかった。 小学生の頃は一緒に遊んでもらったし、お姉さんが中学へ上がっても外で行き合えば挨拶をしてくれた。 高校になり、俺は塾通いをし始めた。 終わると俺はよく住宅地の裏手にある高台の公園で休んでた。パンを食ったりジュースも飲んで、ゲームをしたり。 要するに息抜き。 高一の九月、夏休みが明けてしばらく経ったある日、い... 続きを読む
整体
数年前の会社の昼休み。 後から聞いた話も混ざってて愚痴っぽくなってしまってるかもしれないが許してくれ。 同僚と3人で「最近肩がこるよね~腰も痛いよ~」みたいな話題になった。 デスクワークがメインだったし良くある会話だったんだけど、その時はなんとなく「整体でも通ってみようかな」みたいな流れになり、そこから携帯で調べつつ 「ここ会社に近いから帰りに行けるしいいかも」 「俺は家の近くの方がいいな」 「針治療とかも面白そうだよなあ」 とか色々話してたら時間が来たので、そこで話題は終了。 数日後... 続きを読む
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