風習・因習にまつわる怪異

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夜這い

俺、実は今だに怖くて夜一人じゃ寝れないんだ。 昔ね、俺北海道のある地域に住んでたんだ。 そこではつい最近まで「夜這い」とかが平気であった極小さな町。 いや、今でももしかしたらその習慣自体は続いてるかもしれないです。 こういう事は表沙汰には決してなりませんもんね。 当時僕は異性に興味を持ち始め悶々と夜を過ごす中学生でした。 「夜這い」についてはそれとなく知識としてあったんですが、女性から男性にという時点で疑問を抱いてたんですよ。 あぁ、言い遅れましたがこの地域では女性から男性にアプローチが主流の「夜這い」だ... 続きを読む

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血族結婚の村

石川県の某集落には、いまだに血族結婚の風習が残ってる。 村民の多くは同じ苗字を名乗り、顔は老人から子供までどこか似ており、仕草まで同じ特徴が見られるという。 現代日本では血族結婚は倫理的にも法律的にもタブーとされている。 しかしながら日本国憲法においては『本人』『直系血族』『3親等内の傍系血族(兄と妹、姉と弟、おじと姪、おばと甥)』『直系姻族(婚姻関係終了後も継続)』『養親とその直系尊属及び養子とその直系卑属(離縁後も適用)』との婚姻届は受理されないものの、憲法第24条には「婚姻は、両性の合意のみに基づい... 続きを読む

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テンポポ様

かなり長い話になると思います。乱文&駄文は目をつぶってくれると嬉しいです。 俺の地元には奇妙な風習がある。その行事の行われる山は標高こそ200m程度と低い物であるが、一本の腐った締め縄のようなものでお山をぐるりと囲んでおり、女は勿論、例え男であっても普段からその山に立ち入ることは許されていなかった。それでも時々調子に乗ってその締め縄をくぐってお山に入ろうとする子どもが現れる。 実際俺の年の離れた兄貴の友達が、その締め縄をくぐってお山に入り込んだらしいのだが、その事実を聞きつけて来た村長連中に... 続きを読む

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ヒギョウさま

今はもう廃業していますが私の母方の実家は島根で養鶏場をしていました。 毎年夏休みには母親と姉、弟、私の4人で帰省していました。 父は仕事が休めず毎年家に残っていました。 母の実家は島根県の邑智郡と言うところで、よく言えば自然豊かな日本の原風景が広がる土地、まあはっきり言って田舎です。 そこでいつも一週間くらい滞在してお爺ちゃんとお婆ちゃんに甘えながら楽しく遊びました。 田舎のことですのでお爺ちゃんもお婆ちゃんも朝がとても早く夜がこれまたすごく早い。 朝4時ころには起きて一番鶏が鳴く前に養鶏場の... 続きを読む

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きっくいさん(やっかい箪笥)

小学校低学年の頃。 子供の頃の記憶がハッキリしている自分にしてはおぼろげな記憶なので、一部夢と混ざっているのではないかと思いつつ、なるべくハッキリしているところを。 病弱な姉は、多少元気にはなったものの虚弱だったため、夏休みの間は虚弱児のための病院施設のようなところに親と一緒に通っていた。 その期間、やんちゃで遊びたい盛りの自分は母方の実家に預けられていた。 ある夏、そこに祖父母の親戚という人が来て 「うちに泊まりにおいで」 と言われ物怖じしない性分の自分は、あっさりとついて行った。 その人... 続きを読む

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