子供の頃はたいてい誰でもヤンチャだし、変な噂があるような場所があったら、なんも考えず「行こうぜ!」って行っちゃうだろ? 俺もそんなクソガキだったんだよ。 俺が中学生2年生の時の話なんだけど、俺の地元は田舎なとこで、田んぼたくさん、木々がたくさん、みたいなとこだった。 当時はこんな噂があった。 ・ホモ屋敷と呼ばれる水車小屋に最近女の幽霊が住み着いてる。(なぜホモ屋敷なのかはいまだに知らない) ・森の中にある散歩コースみたいなとこがあるんだけど、そこの途中に防空壕があって、そこには昔の日本兵が未だに敵を待ち構... 続きを読む
池
もう一つの池の噂
学生の頃溜まり場になっていた神社の話だけど需要ある? 山の中にある神社の歩道に池があるんだけど、噂でもう一つ池がある、って聞いてそれを探しに行く話。 俺の通っていた高校は山の頂上にあった。 家が海沿いなんで高校までは一時間弱チャリを立ち漕ぎで漕がないといけなかった。 もちろん帰り道はその逆であっと言う間に家についた。 ある日友達と別ルートから帰ろうと適当にチャリ漕いでいたら広い公園についた。 公園と言うよりも山を切り開いた広場みたいな感じ。 その公園から抜け道はないかぐるっと一周してたら細い獣道を発見した... 続きを読む
池に棲む怪物
俺自身この事件(事故?)を全部知ってるわけじゃなくて、肝心の所を知らない。 もし俺より知ってる人がいたら、逆に教えてほしい。 あの時一体何があったのか。 今から14年程前、夜な夜なバイクで峠に走りに行ってたんよ。 場所は大阪と奈良の境にあるH道路ってとこ。 そこで知り合った人に起こった話なんだけど。 知り合いって言っても「ああ、あのCBRに乗ってる人か」ってぐらいの知り合いで、あんまり話したこともなければ名前も知らない。 当時はそんな知り合いがいっぱいいたよ。 で、ある日、そのCBRの人の事で変な噂を聞い... 続きを読む
りゅうちゃん
私は所謂『見える人』だ。 といっても『見える』『会話する』ぐらいで、他に特別な事が出来るわけではない。 例えば、分かり易く事故現場にボケっと突っ立つ、どことなく色の薄い青年。 私と目が合うと照れくさそうに目を逸らす。 20余年こんな自分と付き合っていて、生きている人間と同じくらいの“何か”に引き留められている色の薄い(元)人を見てきたが、彼らがこちらに害を加えようとした事はほとんど無い。 ある人は何かを考えこんでいるような。 またある人は虚空を睨むように、その場に留まっている。 自由自在に移動しているよう... 続きを読む
水面の顔
これは俺が中学2年の頃だったんだが、同級生に5人の仲の良い友達がいた。 夏休み、部活もサボりたい時サボれたので、水泳部ではなかったがプール等に毎日のように通っては遊んでた。 だが、毎日同じことをするというのも飽きてくる。 んで、Nという奴が山登りにいくことを提案。 このNという奴は霊感のある奴だと前から噂が流れてて、俺達はそのことについてからかったりしていたがNは霊の話になると、まず冗談を言わなかったので、今ではその話は暗黙の了解でタブーになってた。(場がシケるため) それで山登りについて、他の奴らからは... 続きを読む
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