人が聞いて怖いかどうかはわからないが、当時の私はちょっと背筋が寒くなった出来事。 あれは奥武蔵野のどこかを、日帰りで歩いてきた帰りだった。 晩秋だったのでのんびりしていたら、いつの間にか夕闇が迫ってきていた。 車道に出て、西部秩父線の駅までの道を歩いていた時だ。 車もほとんど通らず、他に通る人もいない沢沿いの曲がりくねった道を独り歩いていて、ふと振り返ると十数人のグループがはるか後方から歩いて来るのが見えた。 やはりどこかの山へ登ったハイキングの人たちかと思い、はじめは気にも留めなかった。 ところが... 続きを読む
埼玉
予備校の寮
おれは予備校の寮生だった(今はなき偏差値40からの大学受験慶応進学会w)。 さほどボロではないが廊下をはさんで勉強部屋と寝室という特殊な構造だったな。 いずれもたたみ3枚分のスペースしかなく狭かった。 寝室は日が当たらない部屋でつねにじめじめ。 窓はあったが開けても近くにトイレがあり、これはこれで空気の入れ替えもままならず辛い部屋だった。 さらに「鳩のフン公害」もあり、窓は完全に閉めていた。 なのでカーテンも閉めっぱなし。 ずっといたら病気になりそうな環境。 寮に入って2ヶ月、梅雨の時期に入った。 そろそ... 続きを読む
寂しい世界
丁度良いスレがあった……子供の頃、幼稚園の時に体験した事。 誰かに打ち明けたかった。 俺(今32才♂)が幼稚園の頃、埼玉県の吉川って所に住んでた。 今はどうだか知らないけれど、当時は田んぼの真ん中に団地がちょっと固まってるぐらいで、夜なんて街灯もほとんど無く真っ暗だった。 団地の敷地から一歩出ると、地平線が見えるぐらいだったのよ。 俺は子供の頃、良くラップ音を聞いたり、仕事に出ていたはずのオヤジの声に呼ばれたと思ったら、そのオヤジから電話がかかって来たりとか、幽霊見たりだとか不思議な体験が色々あった。 今... 続きを読む
敷延物件
自覚している限り、霊能力はゼロに等しいと思っている私が先日体験した話です。 少し状況を整理したいので前置きが長くなってしまいますがお許しください。 私は埼玉県の不動産屋で働いています。 取り扱っているのは売買の仲介であり、広告媒体等に掲載する為に物件を調査し、現地写真を撮影しに行くのも仕事の一環になっています。 とあるデベロッパーが新築分譲した全20棟の大きな現場があるのですが、この現場が今回体験したお話の舞台となります。 現場の配置は下記のようなかたちになります。 (行間等がずれて見づらくなってしまった... 続きを読む
【コラム】嘘つきは泥棒の始まり
夏休みのめんどくさい宿題ベスト3と言えば、自由研究、絵、そして読書感想文かな、と個人的には思ってます。 で、折角なので子供の頃でも思い出しながら最近読んだ本の感想でも書いてみます。 もっとも、この本を読書感想文の題材としてチョイスしたら親を呼ばれるかもしれません。 かなりエグい犯罪ドキュメントですから。 ■共犯者/山崎永幸(新潮社「新潮社クライムファイル」) 埼玉県で起きた愛犬家連続殺人事件の共犯者である山崎永幸が書いたドキュメンタリー。 そしてこの著者として名前が出ている山崎永幸氏は、なんとこの事件の共... 続きを読む
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