ほんの数年前に知った私の母の故郷(四国のド田舎)の習慣の話です。 うちの集落にはハカソヤという女限定の変な習慣があります。ハカソヤにも色々あって、大きく分けてお祝いの言葉に使う場合とお守りのことを指す場合があります。お祝いの言葉のほうは、例えば初潮が来た女の子や恋人が出来た 未婚の女性に「おめでとう」の代わりに言ったりします。 お守りのハカソヤは母親から一人前になった娘に手渡す安産のお守りのことを言います。例えば娘が就職して実家を出て遠方に行くときなんかは必ずもたせます。この場合何をもって一... 続きを読む
呪術
ハコマワシ
2ちゃん書き込んでたらなんか安心してきちゃったんだが、メモ打ってた時は死ぬほど落ちててヤバかった……あー今夜もあの夢見るんだろうなと思うと鬱になる。 半年くらい前、怖い体験をした。心霊現象ではないが、かなり気持ち悪い体験だ。長くなると思うから適当に読み流してくれても構わない。 中学生だった頃、俺のクラスに霊感少女がいた。家が神社だか何からしいのだが、概観は普通の家だったし、クラスのみんなは俺も含めて彼女のことをうそつきだと言って苛めていた。だが、からかい半分で俺の守護霊見て、とか俺の悩み事あ... 続きを読む
牛ノ首衆(牛の首)
牛の首1 誕生日 私は、今も誰かの視線を感じています。しかも大勢の視線を……私は、あの時、あんな話さえ聞いていなければと後悔しています。私が大学生の頃、親しくしていたボーイフレンドがいました。その人とは「付き合ってもいいかな」と思っていたのですが、なかなかアプローチもしてくれません。彼とは、ずっと友人関係のままでした。ある日、彼の家で、友人達と宅飲みをしていた時のことです。彼が「今日泊が、お前に片想いなんだって」と私に告げました。今日泊君のことは「変わった名字の人だな」と思っていましたが私は今日泊... 続きを読む
デブの結界
これは以前、別のスレッドに書いた話。割と効果的な結界の作り方です。(知り合いの住職から聞いた話です)心霊番組を見ると夜寝られなくなりますね。特に明け方までライトをつけておかないといけない人も沢山おられます。そこで、おすすめの方法 。 「デブの結界」 寝ている自分を中心にして頭の上の方からぐるりと一周、周りに石を一個ずつ置くイメージをもちます。一個置くごとに「デブの結界!」と強く念じて一瞬ピカッと光るイメージをもってください。石の大きさ・形はご自由に。私はごつごつとした握りこぶしほどの石をイ... 続きを読む
禁后(パンドラ)
私の故郷に伝わっていた『禁后』というものにまつわる話です。どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では『パンドラ』と呼ばれていました。 私が生まれ育った町は、静かでのどかな田舎町でした。目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。町の外れ、たんぼが延々と続く道にぽつんと建っている、一軒の空き家です。長らく誰も住んでいなかったようでかなりボロく、古くさい田舎町の中でも一際古さを感じさせるような家でした。 それだけなら単なる古い空き家…で... 続きを読む
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