今のご時勢に必要かなと思って投下する。 もう20年くらい前になる話だけど、当時俺は親戚のツテで寺に修行に行ってたのね。理由は、まあ若いうちはみんな持ってる厨二病な超人願望ね。まだオウムとかの事件が出る前だったし。 名前を言えばあああそこかってわかるほどの有名な歴史のある場所。そこで半出家状態で毎日修行してたわけよ。もちろん修行だからそれなりに厳しいわけだけど、外部の人間でもあるから、多少は内弟子? レベルの人たちよりもお客様扱いされてた。 修行じゃない時は、たまに雑談したりしてたんだけ... 続きを読む
宗教にまつわる怪異
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カルト宗教の性奴隷
重くて長い話で申し訳ありません。 読みにくいところも多いと思いますが、孤独だった俺の話を暇つぶしに聞いてください。 小学校5年生の時、交通事故で両親を亡くして祖父に引き取られた。 その時から俺の時間は止まってしまったようになって何も考えられなかった。 事故の前のことは何も思い出せなくなり、何もかも楽しくなくなった。 転校した先の小学校でも何もしゃべれず、全く友達もできなかったし友達を作りたいとも思わなかった。 ただ朝になったら学校に行き、自分の席に座って授業にのみ集中し、学校が終わればすぐに家... 続きを読む
ミヤウチ様
別に怖くもないんだが不思議だった話。 うちの家では神様を祭ってあるんだが(別に神社とかではない)そこはちょっとした神棚じゃなくて、8畳の部屋をでかでかと占領する祭壇? なんだ。 小振りな米俵を積んだり、縄張ったり、酒瓶が並んでいたり、なぜかビールとかスナック菓子とか塩が袋ごと置いてあったりする。 なんでもどこかの神社から分けてもらった(神様分けてもらうってどーよ)格の高い神様らしく、うちでは「ミヤウチ様」って呼んでる。 で、むかし小さかった頃、そのミヤウチ様に供えているお菓子を俺は食べちまったんだ... 続きを読む
リョウメンスクナ
俺、建築関係の仕事やってんだけれども、先日、岩手県のとある古いお寺を解体することになったんだわ。今は利用者もないお寺ね。んでお寺ぶっ壊してると、同僚が俺を呼ぶのね。「~、ちょっと来て」と。 俺が行くと同僚の足元に黒ずんだ長い木箱が置いてたんだわ。俺「何これ?」同僚「いや、何かなと思って……本堂の奥の密閉された部屋に置いてあったんだけど、ちょっと管理してる業者さんに電話してみるわ」木箱の大きさは2mくらいかなぁ。相当古い物みたいで、多分木が腐ってたんじゃないかな。表に白い紙が貼り付けられて、何か書い... 続きを読む
地下のまる穴
これは17年前の高校3年の冬の出来事です。あまりに多くの記憶が失われている中で、この17年間わずかに残った記憶を頼りに残し続けてきたメモを読みながら書いたので細かい部分や会話などは勝手に補足や修正をしていますが、できるだけ誇張はせずに書いていきます。 私の住んでいた故郷はすごく田舎でした。思い出す限り田んぼや山に囲まれた地域で、遊ぶ場所といえば原付バイクを1時間ほど飛ばして市街に出てカラオケくらいしかなかったように思います。 そんな片田舎の地域に1991年突如、某新興宗教施設が建設されたので... 続きを読む
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