地方・田舎にまつわる怪異

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蛙のお宿

滋賀県に旅行に行ったときの話。 無計画で行った俺たちは、当日の昼過ぎにある激安民宿を予約した。 琵琶湖から少し離れた、田んぼに囲まれた民宿だった。 バーベキュー、釣り、湖水浴を終えて夜8時ごろ、のっぺりした顔のご主人に迎えられ入ったんだが、 ホントに少し広い家を宿にした感じだった。 その玄関に大きな蛙の置物。 疲れていた俺たちは、近くの中華料理屋で夕飯を終え、部屋に戻った。 よく見ると部屋には、蛙の掛け軸、蛙の小さい置物、蛙模様の障子、『蛙』と書かれた湯のみ…… また、部屋までに廊下を通るんだが、民宿をし... 続きを読む

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消えた動物

これは俺が小学生の頃の話です。 当時俺が住んでいたのはとんでもない田舎で夜になると明かり一つつかなくなるようなところでした。 そんな田舎の農村に、いつからか妙な浮浪者が住み着きました。 その男は年齢は五十代半ばほどで、190センチ近くあるような大柄の男でした。 口元にやたら唾をためているので、村の人達は彼を気持ちわるがってあまり近付きませんでした。 その男は川の側にテントを張りそこで暮らし始めました。 村の大人は彼を避けましたが、子供達は好奇心から彼のテントに探険に行くようになりました。 その中には当時の... 続きを読む

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くねくね

別サイトに掲載されてて、このスレの投票所でも結構人気のある「分からないほうがいい」って話あるじゃないですか。 その話、自分が子供の頃体験した事と、恐ろしく似てたんです。 それで、体験した事自体は全然怖くないのですが、その「分からないほうがいい」と重ね合わせると、凄い怖かったので、その体験話を元に「分からないほうがいい」と混ぜて詳しく書いてみたんですが、載せてもいいでしょうか? これは小さい頃、秋田にある祖母の実家に帰省した時の事である。 年に一度のお盆にしか訪れる事のない祖母の家に着いた僕は、早速大はしゃ... 続きを読む

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寿命が分かる吊り橋

もう卒業して3年くらい経つけど、学生時代の話。 自称霊感がある先輩ってのがいて、同じサークルなのでたまに飲みに行っていた。 サークルは新聞部w ある時、四国のとある吊り橋を見に行きたいって先輩が言い出した。 どうやらいつもは他の友達といろいろ旅行しているらしいが今回はあいにく断られまくったらしく、なんか最後に俺のところに話が回って来たみたい(苦笑 吊り橋そばに売店? っぽいお店があったがえらくくたびれていて、店は閉まっていた。 それじゃ、そろそろ吊り橋渡るかな? って感じの時に先輩はおもむろにストップウォ... 続きを読む

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叩き屋

子供の頃の話。 結構山奥に住んでいた時代があった。 まだ小学校の三、四年あたりの遊びまっさかりのガキで、本当の田舎で山しかなく、その好奇心を山へ持ってって発散させてた。 そういうふうに田舎暮らしを満喫させてた俺は、その年の夏休みだったか『叩き屋』の話を聞いた。 友達は具体的にはそれが何かを教えず、昼に行ってみることにした。 そこは墓地とかが作られるような平地になってた。 現にボツボツと墓が見られたが、別に気味悪いとかそういうものはなかった。 すでに同年代のガキがわんさか集まっていて小銭を渡していた。 俺も... 続きを読む

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