家は昔質屋だったと言っても、じいちゃんが17歳の頃までだから、私は話でしか知らないのだけど、結構面白い話を聞けた。 『電話機』 喜一じいちゃんの時代は電話が無かった。 無かったと言っても一般家庭での話で、お役所や大手の企業等は所有していた。 喜一だって何度か市役所で見たことがあったが、それでも少年にとっては未知の世界の機械。 ある日、そんな特別な電話機を蔵で発見したのだ。 それはもう、喜一にとっては大事だった。 蔵を飛び出し、ドタドタと縁側を駆け抜け店へと走る。 「何で何で!! 電話機が蔵に! 蔵に!?」... 続きを読む
電話
でんわ
高校に入学して直ぐに、クラス内のちょっとしたトラブルに巻き込まれ不登校になった。 昼間は家で、テレビを見たりゲームをしたり年の離れた弟の面倒を見て、夜は近所の公園に行ってスケボーをしたり、友達の家に遊びに行ったりしていた。 ある時、いつものように弟と二人で飯を食いながらタモリを見ていた。 母親は確か病院とかで、家には弟と二人きりだった。 飯を食い終わりボーっと小堺を見ていると、弟が突然 「あ、でんわ。でんわしなきゃ」 と言い出した。 その当時弟は4歳。 「え? どこに? 誰に?」 と聞くが、 「でんわ、で... 続きを読む
深夜に謎の電話
深夜に突然電話がなる。 それだけでもドキッとするもの。 ですが現在中国の首都北京にて、深夜に実在しない電話番号から電話がかかってくる怪奇現象が警察に200件も寄せられていると報道されています。 この電話は深夜に数度かかってきて、取ったら受話器の先から子どもと女性の鳴き声が聞こえてくるそうです。 そして子供の声で「助けてください」と聞こえた後、激しい悲鳴が聞こえるのだとか。 電話の発信元を追跡するとChina Unicom社に登録されていると突き止めた記者が調べたものの、同社には当該番号がなく、他社に同様で... 続きを読む
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