あれは小学6年の夏休みの事でした。
友人のHとTが角田の森で遊んでいた時、Hが奥の廃屋へ行ってみようと言い出したそうです。
当時、私達は角田の森でよく遊んでいましたが、それは道路に面した崖の様に反り立った部分から飛び降りたり、木のツルにぶら下がってターザンの真似事をしたりといったもので、森の中へ入る事はありませんでした。
もちろん廃屋があることは知っていましたし、一部の怖いもの知らずの先輩や同学年の子がその廃屋に忍び込んで何かを見たという噂も聞いてはいましたが。
まだ日の高い日中でしたが、Tはどちらかとい... 続きを読む
私の地元に『十七が坂』という坂がある。
この坂はある曰くつきの坂で、地元では少し有名だ。
一説によると、この坂で子供が転ぶと、その子供に17才の時に災いが起きると言われている。
私が子供の頃も、怖い話の1つとして、この坂は近所の子どもたちの間で大変に有名であった。
小学生時代のある日、私はM君という友人と他の友人と数人で、外で自転車に乗って遊んでいた。
するとしばらくして、同じクラスのちょっとヤンチャなガキ大将的なグループと遭遇した。
話をすると、ガキ大将グループはこれから十七が坂に度胸試しに行くという。... 続きを読む
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