うちの母方の実家が檀家になってるお寺の話。 このお寺はそれほど大きくもないし有名でもないんだけど、母が住んでた村の住民は三分の二以上がそのお寺の檀家になっていた。 残りの三分の一は被差別集落の人たちで、その人たちのための別の寺があったようだ。 ただ太平洋戦争後は過疎化が進んで、集落の人はほとんどちりじりにどこかに行ってしまい、 そっちのお寺はもうなくなっているらしい。 その実家のお寺には入ってはいけない場所、禁域がある。 子供の頃、母の里帰りについていったときに見て話を聞いた。 そこは寺の本堂の裏側を数百... 続きを読む

人気ブログランキング