始めに書きますが、とても長い話です。よろしかったらお付き合い下さい。 私がまだ小学校低学年の幼い子供だったころに、趣味で怖い話を作っては家族や友達に聞かせていました。「僕が考えた怖い話なんだけど、聞いてよ」ときちんと前置きをしてからです。特にじぃちゃんが私の話を喜んで聞いてくれました。私はそれがとても嬉しかったんです。熱心に聞いてくれるのと同時に、こわがってくれたから。 そんな折、私の作った話がクラスの中で流行りだしました。放課後の男子トイレで個室を叩くとノックが返ってくる。といったありがち... 続きを読む
怪談
【コラム】その怪談、実話?作り話?
今回は「創作怪談にまつわる3つの話」をしてみました。まぁこれには理由がありまして。怪談サイトを私も好きでよく覗くのですが、たまに「創作は除いています」と書かれているのを見ることがあるんです。もちろんサイト管理者さんには意図があって除いているのだと思うのですが。 私は怪談って創作も実話も証明のしようがないと思ってるので、私的には創作怪談(文芸怪談)ばっちこーいな立場です。怪談話で有名な稲川淳二さんもいくつかの怪談を組み合わせてお話を作り上げているとおっしゃってますし、組み合わせちゃったらそれはもう創... 続きを読む
田所君
初めて投下します。小学生のころ、同級生だった「田所君」(仮名)の話。長文になります。 田所君とは、小学5年から6年の夏休み明けまで同じクラスだった。田所君は、かなり勉強の出来るやつだった。学校の図書館を「根城」(当時は意味が分からなかった)と呼び、本の読みすぎですでにメガネをかけていた。推理小説が好きで、図書館にある面白い本をいろいろ教えてもらったのを覚えている。 「根暗」「ガリ勉」「メガネ」の三冠王だった田所君。これだけなら真っ先にイジメの的になるところだが、彼には他の追随を許さない類まれ... 続きを読む
【コラム】田代峠「高橋コウの手記」の真相を求めて
怪異譚の収集コピペだけでは何ですから、たまには私が読んだ本や調べ物なども載せていこうと思います。コーヒーブレイクみたいなものと思って付き合ってもらえれば幸いです。 本ブログ内で紹介している「禁断の田代峠奥 高橋コウの手記」にアクセスいただくことが多いのですが、この手記自体は中央公論社さんの婦人公論で1979年8月に掲載された「禁断の山に踏み込んで見たもの」が原典になります。また、手記は高橋コウ名義になっていますが本当の筆者は夫の高橋邦安氏です。この辺のことを深く突っ込んだ本「謎解き超常現象3」があ... 続きを読む
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