この話は新耳の著者の一人、中山さんが本気の身の危険を感じて、十七年間活字化できなかった、っていう話です。 大学生の時、映画サークルの監督をやっていて、ロケ地探しに山に行ったと。 そこで、これまで気づかなかった、乗用車一台がぎりぎり通れるような狭い横道を発見する。 延々とその道を行くと台地に出てきた。そこには牧場らしきものがある。 しかし、人は誰もおらず、牛舎の鉄柵はピカピカで、排泄物を流す溝も藁一つ落ちていないことから、使われた様子がない。 牛舎の屋根を見上げると、半球形にへこんでいる。 トラクターは、車... 続きを読む
兵庫
六甲ドライブ
幽霊ではなく人間でしたが、年月が経つにつれ自信がなくなっていく思い出です。 俺が19歳の頃の話です。 高校は卒業していましたが、これといって定職にもつかず、気が向いたら日雇いのバイトなどをしてブラブラしていました。 その頃の遊び仲間は高校の時の友人グループがいくつかあり、その日もその内のひとつのグループの奴の家に集まり、だらだらと遊んでいました。 そのグループの連中は、地元では結構有名な悪い奴らの集まりでした。 俺はケンカも弱いしバイクも持っていなかったけど、そのグループのリーダーが幼馴染で家も超近かった... 続きを読む
犯人は今
ちょっと違った角度の怖い話をしてみたい。今から11年くらい前だろうか?神戸須磨区の出来事。あらかじめ言っておくが、これは霊やら、化け物の類の話では無い。人間の怖い話。そして自分が知っている限りの実話である。おそらくこの話を知っている人も多いと思うが、その真相を知っている人はいないだろう。そして、この話を最後まで見て嘘だと思うのなら、自分なりに調べて貰えば、その不思議さに気づくはずだ。本もたくさん出ているしネットでそれなりの情報を得る事もできる。 本題に入ろう。小学生のJ君がある日突然行方不明になっ... 続きを読む
サリョじゃ!
2年ほど前のことです。 いつものようにデートのあと、付き合っているM君に下宿まで送ってもらっていました。 M君は自称霊が見える人で、当時私はあまり信じていなかったと言いますか、そのことについて深く考えたこともありませんでした。 しかしいつもそのことを思い出してしまうのが、この帰り道です。 実は帰り道の途中には彼がどうしても通るのを嫌がる道があり、そのためいつもその道を迂回して送ってもらっていました。 彼いわく、その道には何かありえないようなものが憑いているので近づきたくもないそうです。 でもそ... 続きを読む
生首事件の怪
飯島愛さんの死で話題が盛り上がっている所申し訳無いのですが、私が生きてきた中で最も怖かった恐怖体験を聞いてください。 もしよかったら今現在も地元に住んでる人が現われてくれたら、情報をください。 今から10年くらい前の話になります。 私は毎朝愛犬を散歩する事が日課で、いつものようにいつもの道を散歩していました。 私の散歩コースは学校の正門を通過します。 いつものようにその道にさしかかると、不思議な光景を目にしました。 文章力が無いので何と説明したらいいのか分かりませんが、黒い車が学校の正門を正面... 続きを読む
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