知人の劇団員が、地元の猟師さんの笑い話を元にまとめて劇を作ったことがある。長くなりますが、よろしければ暇つぶしにどうぞ。
元号がいくつか前の時代のお話。木樵と炭焼きと猟師を兼業で生活している老人とその弟子の少年が、二人で細々と暮らしていた。
ほんの童子の頃から手伝いを続けていた少年も、もう一人前と認められるようになり、老人は猟の獲物の肉と皮、山菜や茸を麓の集落に売りに出る間、少年は一人で小屋で留守を守るようにと言われた。初めて一人前の男と認められたようで、少年は多少の不安はあったものの喜び勇... 続きを読む
職場の先輩から聞いたお話です。
先輩の母親は東北出身で、子供の頃は夏になると避暑を兼ねて田舎に訪問していたそうです。
田舎では母方の祖母が独り暮らしをしていて、車で10分程度のところに長女夫婦が住んでいたそうです。
家は平屋の日本家屋で、天井裏をネズミが走り回るような築年数の古い家。
幼い頃は怯えていたネズミの足音も、小学生にもなれば都会のマンションでは経験できないことだとしておもしろく感じるようになってたそうです。
母親も祖母も慣れたものなのか「ああまたネズミだねぇ」なんて言う程度で気にす... 続きを読む
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