集落

おまつり

文章下手だから伝わらなかったらごめん。 母方の実家がある集落には、九年に一度、前もって選ばれた子供が数人とそのお付の人たちが、普段は入山禁止の山に入ってとある儀式をするって言う風習がある。 選ばれる子もお付の人も女性限定。その風習を地域では「おまつり」って呼んでた。 ちなみに、まつり=祭ではなく、祀の字を当てるらしい。 おまつりっていうと屋台が出て花火なんかも上がったりしてって賑やかな雰囲気を想像すると思うんだけど、全然違う。 日の高いうちから家の軒先に提灯を吊るして日が落ちてきたら家の明かりを全部消して... 続きを読む

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土着信仰

俺文才ないし、誤字脱字もありまくるかもしれないが、カバーしてほしい。 えっと、俺の親の実家の墓には、明治以前の遺骨が入ってない。 何故かというと、その実家がある山奥の集落には独自の土着信仰があってなかなか仏教が定着しなかったから。 というか、明治まで寺という概念がなかったらしい。 その『土着信仰』なんだけど、けっこう特殊な物だった。 とあるホラーゲームの影響で、俺は学校のレポートの題材にそれを選んだ。 そもそも土着信仰とは、外界との交わりのない集落において発生する集団睡眠が発展したようなものだ、と俺は思っ... 続きを読む

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血族結婚の村

石川県の某集落には、いまだに血族結婚の風習が残ってる。 村民の多くは同じ苗字を名乗り、顔は老人から子供までどこか似ており、仕草まで同じ特徴が見られるという。 現代日本では血族結婚は倫理的にも法律的にもタブーとされている。 しかしながら日本国憲法においては『本人』『直系血族』『3親等内の傍系血族(兄と妹、姉と弟、おじと姪、おばと甥)』『直系姻族(婚姻関係終了後も継続)』『養親とその直系尊属及び養子とその直系卑属(離縁後も適用)』との婚姻届は受理されないものの、憲法第24条には「婚姻は、両性の合意のみに基づい... 続きを読む

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あまめ

俺が体験した怖い話。 三重県のとある山林の奥に小さな祠があるんだが、その祠には小さな古ぼけた巾着袋のような布でできた袋が入ってるんですよ。 その祠には と書かれた、色褪せているポスターのような紙きれが貼られているんです。 あまりに不気味な雰囲気を醸し出してる祠には誰も近づくことなく、親や地元の人に訊いてもこの祠について何も知らなかったんです。 ただ…… この祠に近づくモノには祟りありという噂だけは昔からあったんです。 俺の友人はオカルト好きで2chのオフ会とかmixiで募集してる百物語のオフによく参加し... 続きを読む

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熊野神社

じゃあ投下。思った以上にオチのない話で泣けた……。 俺は岩手のあるド田舎に住んでるんだが、そこの話。 俺は小学校時代に郷土史に興味を持って、町立図書館とかから郷土史の本を借りてきたりしてた。 で、小学校六年の夏休み、町内にある古墳だとか、奥州仕置以前まで城が建ってた場所なんかを回って、それを夏休みの自由研究にしようと思った。 で、研究のために自転車で回れる範囲のことを調べてたら、本の中に面白い話を見つけた。 俺の住んでる町に熊野神社があるんだが、その歴史と由緒についての話だった。 さらに面白かったのは、現... 続きを読む

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