この前、って言ってももう一ヶ月以上前の事なんだけど、体験した事を書きます。
川崎市の溝の口って所から自転車に乗って、東京方面に友達と遊び終わって帰る所だったんだけど、時間は結構遅くなっちゃってて、友人と別れたのが大体20時頃で、そこから15分位走ってた。
神奈川と東京の県境は多摩川が流れてて、そこそこ離れてない間隔で橋が架かってる。
川の幅は結構広い方で、河川敷には神奈川側にサッカーコートとかあって、土手も広々してる。
東急田園都市線って結構メジャー路線は、多摩川を垂直に横切って神奈川と東京を結んでる感じで走ってて、その線路と沿うように国道246って、これまた大きい幹線道路が田園都市線とならんで橋になってる。
ちょっと特殊な感じに組み合わさってて、太い246と狭い246(笑)に別れてるんだが、これは説明しづらいので、お手数だがgoogleとかで地図見て欲しい。文才なくてごめん。
車で行くときは太い246を使うんだけど、自転車や原付は入れないので、細い方に向かったんだ。
細い246は東急線と組になってる橋で、道路左右に歩道が付いてる、自転車も原付もOKな橋なんだ。
んで、ちょっと遠回りになるけど、その橋に向けてひたすら自転車漕いでた。
大きい交差点を渡って、300メートル位行けば橋にたどり着ける位の所で丁度雨が降ってきて、辺りは結構暗いし、スピード出せずに結構時間掛かった。
橋のたもとには両県側とも交番が必ずあって、その明かりを目印にひたすら無心で漕いでたんだ。
んで、無事交番の所まで来て、丁度交番前の信号が赤だったので、小休止して自転車から降りた。
この交番にお巡りさんが居るのを俺は一度も見たことがないな(笑)。
そんな事を考えながら、ぼんやり交番から土手、そして橋の方へ目を向けて、信号が青になるのをまってたんだ。
そしたら物凄い爆音とともに地面が揺れ、凄いまぶしい光が照らされた。
そして、俺にむかってダンプみたいなのが突っ込んできた。
死ぬと思ったけど、何も出来ず固まって死を覚悟してた。
けど、閉じてた目を開けると、点滅する青信号の光しか無く、辺りは雨音と電車や車の走行音しか聞こえなかった。
俺は心臓バクバクしながら、信号3ターン位そこで釘付けだった。
幻覚か白昼夢だと理解するまで時間かかったけど、そんなの小説かTVの世界でしか知らないし、
生まれて初めての事で、もう何も考えられないほどパニック状態だった。
何回かため息みたいな深呼吸して、なぜか笑いがこみ上げてきて一人で笑った。
しばらくして青になったから、自転車を押しながら渡って、橋の歩道側に着いたところで自転車にまたがった。
なんか凄い違和感を尻に覚えて、自転車を飛び降りてサドルを見ると、今まで普通に何も異常も無く乗ってたサドルが、深々と十文字に切り裂かれてた。
心底怖くなって、自転車放り投げて、川崎側の交番に戻って駆け込んだけど誰も居なくて、仕方ないから携帯で友達呼ぼうと自転車の方に戻ったら、自転車のサドルだけなくなってた。
その後、友達に連絡ついて車で来て貰って、自転車積んで帰ったけど、意味不明で、恐怖を感じた出来事は何を意味してるかいまだに判らずに、しばらく引き篭もりがちになってますw
349 本当にあった怖い名無し 2008/07/26(土) 23:30:58 ID:VTU/oaJm0
なんで自転車のサドルだけ取る奴がいるんだろう・・・
変質者なのだろうか
それはきっと、サドルがあなた様の身代わりになってくれたんではなかろうか。御守りが割れて自分が無傷だったという話がよくあるように。
凄い爆音と振動、ダンプらしきものが突っ込んだということは大事故風な感じもしますが回りはどうだったのでしょうか?ご本人以外は何事もないかのように時間が流れていたのでしょうか… 近くの他の通行人とか、『何だ何だ今のは!?』みたいな事にはなってないのでしょうか…
よくある『田舎の畦道で』とか『山の中で』とかではなく大都会の車がビュンビュン通るし人目も多そうな所で、っていうのがいいですね!
ダンプはどっかにテレポートしたんかな?
サドルの力でテレポート!