長距離トラックの運転手だった父から聞いた話。 昭和40年代ぐらいまでは少し郊外に行けば殆どが無舗装の道ばかりだったそうで。 ある日の深夜、助手のアンちゃんと共に群馬郊外の直線の続く無舗装道路を走っていた時の事。 急に助手がサイドミラーを怪訝そうに覗き込み始めた。 「Sさん……なんか後ろから来てるんですけど」 後ろから来るって車だろうが、それは。と思いつつもバックミラーを見た父だったが、そこには何も映ってなったそうな。 広がるのは暗闇ばかり(街灯も殆どない田舎の道)でふと父もサイドミラーに眼を落とすと、そこ... 続きを読む

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