小学生の頃、よく一緒に野球をしていた友達で、N君という男の子がいました。 N君はクラス一野球が大好きで、自分用のグローブとバットを持ってました。 当時、自分のバットやグローブを持っている子はあまりおらず、学校の備品を借りて遊んでいましたから、N君にとってグローブとバットは、宝ものみたいなものだったと思います。 ところが、ある日のことです。 いつものようにみんなで野球をして、だんだん空が薄暗くなってきた頃「そろそろ帰ろうぜ」という誰かの言葉で、帰ろうということになりました。 みんな家まで数キロは離れた場所に... 続きを読む
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